ウルフバーン蒸留所(Wolfburn Distillery)|スコットランド・ハイランドのスコッチウイスキー蒸留所

ウルフバーン蒸溜所は、スコットランド本土最北端に近いサーソーに位置する。元々1821年に操業した蒸溜所の跡地に、2013年に約200年ぶりに再建された。大規模蒸溜所が立ち並ぶ産地とは一線を画す僻地立地と、小規模手工業的な造りが世界中のウイスキー愛好家の注目を集めている。

仕込み水はウルフバーン川の源流から引き、少量生産にこだわる。ノンチルフィルタード・天然着色料不使用。ノースランドとオーロラのコアレンジを中心に、シェリー樽やピーテッドの限定シリーズも展開。「最北のシングルモルト」としてプレミアム市場での評価が年々高まっている。

特徴

スコットランド本土最北の蒸留所。2013年に約170年ぶりに復活。少量生産で丁寧な蒸留を行い、ハイランドらしい穏やかなスタイル。

歴史

ウルフバーンの歴史は1821年にウィリアム・スミスが創設した蒸留所に始まる。スミスは「ウルフバーン(狼の川)」という名の小川から水を引き、当時ケイスネス最大規模の蒸留所を築き上げた。1826年の税務記録には年間蒸留量が約12万5000リットルと記されており、地域の重要な産業拠点であったことが伺える。その後1860年代頃に操業を停止し、長い眠りについた。

旧蒸留所が眠りについてから約150年後の2013年、同じ敷地に新たなウルフバーン蒸留所が創設された。先人への敬意を込めて同じ名を引き継ぎつつ、最新の設備と伝統的な手法を融合させた小規模クラフト蒸留所として再出発した。2016年に最初の正規リリースとなる「ノースランド(Northland)」がグローバルに発売され、即座に国際的な注目を集めた。

2016年のデビューリリース以来、ウルフバーンはIWSC(インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション)、世界ウイスキーアワード、サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティションなど複数の国際品評会で金賞を連続受賞。最北のハイランド蒸留所が生み出す「ノーザンライツ(北の光)」を意味するオーロラや、ノースランドなどのエクスプレッションが愛好家コミュニティで高い評価を得ており、クラフトウイスキームーブメントの旗手として急速に認知度を高めている。

小規模生産を維持しながらも品質への妥協のない姿勢が世界中のウイスキーファンを惹きつけ、新興ハイランド蒸留所のなかでも特に将来性が注目されている。

基本情報

創業年 2013年
見学 可能
公式サイト https://wolfburn.com/

蒸留所情報

主力ジャンル ウイスキースコッチウイスキー
主要ブランド ウルフバーン

代表銘柄

所在地

イギリス

この地域について

スコットランド本土最北端に位置するケイスネスのサーソー(Thurso)郊外、ヘンダーソンパーク内に建つ。スコットランド本土で最も北に位置するウイスキー蒸留所として知られ、ノース・コースト500(NC500)の観光ルートの途中に位置する。オーカニー諸島を望む北の大地の清冽な水を使用して蒸留を行う。