株式会社せんきん(SENKIN)|日本・栃木の日本酒蔵

株式会社せんきんは栃木県さくら市に位置する1806年(文化3年)創業の蔵元。「仙禽」とは天人に仕える鳥(鶴)を意味し、その優雅な名が示す通り、ワインの「ドメーヌ」概念を日本酒に取り入れた革新的な蔵として全国的な注目を集めている。

蔵・田・仕込み水がすべて同一の水脈上にあるという日本初のドメーヌ型醸造。使用する酒米は亀ノ尾・山田錦・雄町の3品種のみに絞り込み、自社・契約栽培で品質を管理する。鬼怒川水系の超軟水が生む、溶け込むような甘みと鮮やかな酸のバランスが特徴。

特徴

ドメーヌ思想(地域完結型)を日本酒に導入した先駆者
蔵・田・水源が同一水脈上にある日本初のドメーヌ型蔵元
使用酒米は亀ノ尾・山田錦・雄町のみ(自社・契約栽培)
モダン仙禽・クラシック仙禽の二系統でスタイルの幅広さを表現
超軟水仕込みによる溶け込むような甘みと酸のバランス

歴史

1806年(文化3年)、現在のさくら市(旧・氏家町)の地に創業。「仙禽」の蔵名で地域の酒造りを担ってきた。

近年、兄・薄井一樹(蔵元)と弟・薄井真朗(杜氏)の兄弟が蔵を継承し、抜本的な改革を断行。フランスワインのドメーヌ思想を日本酒に導入し、蔵と田と水源を同一水脈上に統合するという日本初の試みを実現した。「テロワールの表現」という哲学は日本酒業界に大きな影響を与え、仙禽は現代日本酒シーンを代表するブランドとなった。

基本情報

正式名称 株式会社せんきん
創業年 1806年
操業状況 稼働中
見学 要予約
公式サイト https://senkin.co.jp/

蒸留所情報

水源 鬼怒川水系の伏流水(超軟水)。仕込み水と同一水脈の田で米を栽培するドメーヌ式
主力ジャンル 日本酒
主要ブランド 仙禽
仙禽

代表銘柄

所在地

日本
都道府県州 栃木県
住所 栃木県さくら市馬場106
郵便番号 329-1321

この地域について

栃木県は関東地方の北部に位置し、日光・那須高原などの観光名所と豊かな農業地帯を擁する。日光山地から発する鬼怒川・那珂川などの清流が県内を流れ、その伏流水が農業と酒造りの基盤となっている。

さくら市は2005年に氏家町と喜連川町が合併して誕生した市。鬼怒川沿いに広がる肥沃な平野は米どころとしても知られ、江戸時代から続く酒造りの伝統が根付く。東京から電車で約1時間というアクセスの良さも特徴。

栃木県は「とちおとめ」などのイチゴや宇都宮餃子など食文化が豊かで、日本酒蔵元も複数存在する。近年は仙禽や鳳凰美田など革新的な蔵元が全国区の評価を得ており、「新しい栃木の酒」として注目を集めている。

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