サンクトガーレン株式会社(Sankt Gallen Brewery)|日本・神奈川のクラフトビールブルワリー

サンクトガーレンは1993年に神奈川県厚木市で創業した日本のクラフトビールのパイオニアのひとつ。バレンタインデーに合わせたチョコレートスタウト「YOKOHAMA XPA」など、個性的な素材ビールで話題を集めてきた。スイスの修道院が起源の醸造地名「サンクト・ガレン」をブランド名に冠している。

バニラビーンズや抹茶、チョコレートなど異素材との組み合わせ、スイカ・ユズ・あんこなど和食材を使ったビールで「変わったビール」を楽しむ入口を作り、クラフトビールファンの裾野拡大に貢献してきた。地ビールブーム衰退後も生き残った数少ない先駆者のひとつである。

特徴

日本クラフトビールの黎明期1993年創業のパイオニア。地ビールブームの退潮を乗り越えて独自路線を貫き、チョコレートスタウトや和素材ビールなど話題性の高い製品で存在感を維持している。バレンタイン限定品が毎年大きな話題を呼ぶ。

歴史

1993年(平成5年)、神奈川県厚木市で設立。当時の日本ではクラフトビールという概念がほぼ存在せず、酒税法上の地ビール(発泡酒)として先駆的に醸造を開始した。1994年の酒税法改正(最低製造量の引き下げ)以前から活動した黎明期のパイオニアのひとつ。


1990年代後半の地ビールブームで一時は100社以上が乱立したが、2000年代初頭の「地ビール冬の時代」に多くが廃業する中、品質と独自性を守り続けた数少ない生き残りのひとつ。チョコレートスタウトをバレンタインに合わせて発売するアイデアが話題を呼び、記念日ビールの草分けとなった。


現在もスイカ・抹茶・ユズ・あんこなど日本らしい食材を使ったビールで個性を打ち出し、クラフトビールの多様性を体現し続けている。インターネット通販での全国展開とギフト需要を核とした事業モデルで安定した経営基盤を構築している。

基本情報

正式名称 Sankt Gallen Brewery Co., Ltd.
創業年 1993年
操業状況 稼働中
所有会社 サンクトガーレン株式会社
見学 不可能
公式サイト https://www.sanktgallenbrewery.com/
Wikipedia Wikipedia

蒸留所情報

蒸留器数 厚木醸造所
蒸留方式 エールビール(上面発酵)・多様なスタイル
モルト使用 大麦麦芽・小麦麦芽・各種副原料(チョコレート・バニラ・抹茶等)
水源 神奈川県の地下水
熟成倉庫 ステンレスタンク
年間生産量 年間約1,000キロリットル(推計)
使用樽 —(ビール)
主力ジャンル ビール
主要ブランド サンクトガーレン
サンクトガーレン チョコレートスタウト
YOKOHAMA XPA
サンクトガーレン ゴールデンエール
サンクトガーレン ブラウン

代表銘柄

所在地

日本
住所 神奈川県厚木市中町1-4-14
郵便番号 243-0018

この地域について

神奈川県厚木市は相模川(さがみがわ)の中流域に位置し、丹沢山地を背景にした内陸型の商工業都市である。古来より相模国の交通の要衝として栄え、江戸時代には絹・綿の集散地として繁栄した。現在は東名高速道路・小田急線が交差する交通の便に恵まれた首都圏西部の中核都市として機能している。

丹沢山地から湧き出る清冽な地下水と相模川の水資源が、厚木周辺の食品・飲料産業を支えている。厚木の醸造文化はビールに限らず日本酒・みそ・しょうゆなどの発酵食品にも及び、この地域の水資源の豊かさが産業の多様性を支えてきた。

厚木市から隣接する伊勢原市・秦野市にかけては神奈川県の農業地帯が広がり、豊かな自然環境と都市機能が共存している。丹沢大山への登山口にも近く、アウトドアと食文化を楽しむ目的で首都圏から多くの人が訪れる。