新澤醸造店は宮城県大崎市に蔵を構える1873年(明治6年)創業の酒蔵。代表銘柄「伯楽星」は「究極の食中酒」をコンセプトに掲げ、料理を引き立てる透明感のある酒質で全国の日本料理店から絶大な支持を得ている。5代目蔵元・新澤巖夫氏は全国最年少で杜氏に就任した経歴を持つ。
新澤巖夫氏は東京農業大学在学中の22歳で杜氏に就任。全国最年少の杜氏として注目を集め、従来の「甘い・重い」といった東北酒のイメージを覆す軽快でシャープな酒質を確立した。
「伯楽星」の酒質コンセプトは「三日月のように存在感がありながら主張しすぎない酒」。食事の味わいを損なわず、かつ単体でも満足できる絶妙なバランスを追求している。使用米は山田錦と蔵の華を中心に、精米歩合や酵母の組み合わせで多彩な表現を見せる。
2011年の東日本大震災で蔵が全壊し、大崎市三本木に新蔵を建設して再出発。最新設備と伝統技術を融合させた新蔵では、徹底した衛生管理と温度制御により、さらに精度の高い酒造りが可能になった。
近年は「あたごのまつ」ブランドも展開し、日常酒から高級酒まで幅広いニーズに対応。IWC SAKE部門でのトロフィー受賞や全国新酒鑑評会での金賞など、受賞歴も豊富で、宮城を代表する革新的な蔵元として高い評価を得ている。
蔵のもう一つの銘柄「愛宕の松(あたごのまつ)」は「コストパフォーマンスの高い本格派」として日常酒市場で人気を博し、伯楽星と合わせた二枚看板で幅広い層のファンを獲得している。