万延元年(1860年)創業、埼玉県羽生市に蔵を構える。「南陽」の社名は、三国志に登場する諸葛孔明が隠棲した地名「南陽」に由来する。初代・須永亀吉が茨城県古河で製造法を修得して帰郷し創業。荒川・利根川の伏流水からなる軟水を仕込み水に使用し、地元の風土に根ざした酒造りを続けてきた。
2003年に5代目蔵元・須永崇春が「花陽浴(はなあび)」をデビューさせる。「太陽の陽ざしをたくさん浴びて、飲む人も造る人もみんなの花が咲きますように」という願いを込めた命名で、パイナップルを思わせる南国果実の香りとジューシーな甘旨みが特徴。蔵元・実姉・義兄の3人による少量仕込みのため希少性が高く、「幻の酒」として全国の日本酒愛好家から熱狂的な支持を受ける。