宮泉銘醸(Miyaizumi Meijo)|福島・会津の日本酒蔵

昭和30年(1955年)、福島県会津若松市に宮森家が創業した酒蔵。元来の銘柄「會津宮泉」で地域に親しまれてきたが、2007年に廃業した同市内の蔵から「冩樂(写楽)」銘柄を引き継ぎ、4代目蔵元・宮森義弘が自ら醸造を開始した。廣木酒造「飛露喜」への強烈な感銘が原動力となった独自スタイルの確立が、現在の蔵の礎を築いた。

2014年のSAKE COMPETITIONで「冩樂」が純米酒・純米吟醸の両部門1位を同時獲得し一躍全国区の知名度に。「會津宮泉」も2018年SAKE COMPETITION純米酒部門1位・ブリュッセル国際コンクールSAKEセレクション2018でトロフィー酒(最高賞)を受賞するなど、2ブランドで日本最高峰の評価を得る会津随一の蔵元として確固たる地位を確立している。

特徴

冩樂・會津宮泉の2ブランドで国際最高賞を獲得
2014年SAKE COMPETITION純米酒・純米吟醸両部門1位
磐梯山伏流水使用
山田錦(兵庫産)・夢の香(会津産)を中心に使用

歴史

昭和30年(1955年)に宮森嘉衛士が個人経営として創業し、1964年に法人化して宮泉銘醸株式会社となる。長年「會津宮泉」を主力銘柄として地元に親しまれてきたが、経営の転換期を迎えた。


4代目蔵元・宮森義弘が廣木酒造の「飛露喜」に感銘を受けて福島県清酒アカデミーで3年間学び、2007年に廃業した隣の蔵から「冩樂(写楽)」銘柄を引き取って自ら醸造を開始。山田錦・夢の香を中心とした酒米で丁寧な酒造りを追求した。


2012年から「會津宮泉」の醸造も再開し全ブランドを刷新。2014年のSAKE COMPETITIONで「冩樂」が純米酒・純米吟醸の両部門1位を獲得し全国区の知名度を得る。2018年には「會津宮泉」が純米酒部門1位、ブリュッセル国際コンクール「SAKEセレクション2018」でトロフィー酒(最高賞)を受賞。2つの銘柄が同時に国内外の最高峰を制するという快挙を達成した。

基本情報

正式名称 宮泉銘醸株式会社
創業年 1955年
操業状況 稼働中
見学 不可能
公式サイト https://www.miyaizumi.co.jp/
SNS Instagram

蒸留所情報

水源 磐梯山雪解け水の伏流水(地下水)
主力ジャンル 日本酒
主要ブランド 写楽
冩樂(写楽)
會津宮泉

代表銘柄

所在地

日本
都道府県州 福島県
住所 福島県会津若松市東栄町8-7
郵便番号 965-0872

この地域について

福島県会津若松市は東北地方南部、磐梯山・猪苗代湖を背後に擁する盆地都市だ。江戸時代に会津藩23万石の城下町として栄え、鶴ヶ城(会津若松城)は東北有数の天守閣として今もそびえる。幕末の戊辰戦争では壮絶な籠城戦が繰り広げられ、白虎隊の悲劇とともに歴史にその名を刻んでいる。

磐梯山の雪解け水は猪苗代湖を経て市内の地下へと浸透し、清冽な伏流水として各地に湧き出す。この豊かな軟水が会津の米文化・酒文化を支えてきた。会津は古くから「会津の産業は酒と絹」と称されるほど酒造業が盛んで、江戸時代から幕府御用達の名酒を産出してきた歴史を持つ。

現在、会津若松市には宮泉銘醸をはじめ複数の有力酒蔵が集積し、「写楽」「會津宮泉」など世界が注目する銘柄を生み出す東北屈指の日本酒産地として高い評価を得ている。