グレンロシー蒸留所(Glenlossie Distillery)|スコットランド・スペイサイドのスコッチウイスキー蒸留所

グレンロシー蒸留所(Glenlossie Distillery)は、スコットランド北東部スペイサイドのエルギン近郊に位置する歴史ある蒸留所である。1876年にジョン・ダフ(John Duff)によって設立され、現在はDiageoの所有下で稼働している。隣接するマノックモア蒸留所と同一敷地を共有し、スペイサイドの中でもエルギン周辺の産地を代表するブレンド用原酒の生産地として知られる。

特徴

1876年創業のスペイサイド老舗蒸留所。Haig Gold Labelの重要な構成原酒として知られ、マノックモア蒸留所と同一敷地でスタッフを共有しながら稼働中。

歴史

1876年にジョン・ダフ(John Duff)によって設立。スペイサイドの中心都市エルギン近郊に位置し、豊富な水源と大麦の産地として恵まれた立地を活かして創業から間もなく評価を高めた。

グレンロシーはHaig Gold Labelをはじめ多くの有名ブレンドの核心原酒として長年使用されてきた、スペイサイドの縁の下の力持ち的存在。その品質の高さはブレンダーたちの間で高く評価されており、「Haigのハートモルト」との異名を持つ。

1971年に敷地内に隣接するマノックモア蒸留所が建設され、現在は両蒸留所でスタッフを共有する形で運営されている。Diageoの傘下でも一貫して高品質な原酒を供給し続けており、Flora & Fauna 10年が唯一の公式シングルモルトボトリングとなっている。

基本情報

正式名称 Glenlossie Distillery
創業年 1876年
操業状況 稼働中
所有会社 Diageo
見学 不可能
公式サイト https://www.malts.com/en-gb/distilleries/glenlossie/

蒸留所情報

蒸留方式 ポットスチル蒸留
モルト使用 アンピーテッドモルト
主力ジャンル ウイスキースコッチウイスキー
主要ブランド グレンロシー

代表銘柄

所在地

イギリス
都道府県州 スペイサイド
住所 Glenlossie, Elgin IV30 8SS, UK

この地域について

エルギンはスコットランド北東部モレー地方の中心都市であり、スペイ川の支流ラスゴー川沿いに広がる歴史ある町である。13世紀に建設されたエルギン大聖堂はスコットランド有数の中世建築遺産として知られ、「スコットランドの麗玉」と称される荘厳な廃墟がいまも町のシンボルとなっている。農業と漁業が盛んなモレー地方の玄関口として機能し、豊かな穀倉地帯が広がるこの一帯は古くからウイスキー生産に欠かせない大麦の産地でもある。

スペイサイド最大の都市であるエルギンの周辺には、数多くの蒸留所が集中している。特にエルギン南方の丘陵地帯にはグレンロシーやマノックモア、スペイバーンなどの蒸留所が点在し、清澄な地下水と豊富な大麦原料を活かしたウイスキー生産が続く。スペイサイド・ウイスキー・トレイルの中継点として、世界中からウイスキーファンが訪れる地域である。

モレー地方の気候は大西洋の影響を受けつつも比較的温暖で、ウイスキーの熟成環境として優れている。エルギン周辺の蒸留所で生産された原酒は、Diageoをはじめとする大手ブレンダーのウイスキーに幅広く使用されており、スコッチウイスキー産業の縁の下を支える重要な生産地帯を形成している。