ギムリ蒸留所は、カナダ・マニトバ州ギムリのウィニペグ湖畔に位置する大規模カナディアンウイスキー蒸留所である。クラウン・ロイヤルの専用生産拠点として1968年にシーグラムズ社が建設し、現在はダイアジオが所有・運営する。
360エーカーの広大な敷地に51棟の熟成庫を擁し、常時約150万樽が熟成中。年間生産能力は約3,300万リットルに達し、24時間365日の連続操業を行う。ウィニペグ湖の豊富で清澄な淡水を仕込み水として使用し、スムーズで洗練されたクラウン・ロイヤルの品質を支えている。
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ギムリ蒸留所は、カナダ・マニトバ州ギムリのウィニペグ湖畔に位置する大規模カナディアンウイスキー蒸留所である。クラウン・ロイヤルの専用生産拠点として1968年にシーグラムズ社が建設し、現在はダイアジオが所有・運営する。
360エーカーの広大な敷地に51棟の熟成庫を擁し、常時約150万樽が熟成中。年間生産能力は約3,300万リットルに達し、24時間365日の連続操業を行う。ウィニペグ湖の豊富で清澄な淡水を仕込み水として使用し、スムーズで洗練されたクラウン・ロイヤルの品質を支えている。
1939年、英国王ジョージ6世とエリザベス王妃のカナダ初公式訪問を記念してシーグラムズ社がCrown Royalブランドを誕生させた。特注の紫色ベルベット袋入りボトルは王室への敬意の象徴として今も継承されている。
当初はオンタリオ州ウォータールーの蒸留所で生産されていたが、1968年にシーグラムズ社がウィニペグ湖畔のギムリに新蒸留所を建設し生産を移管。2001年にはシーグラムズ社の解体によりダイアジオが取得した。2022年にはダイアジオが同敷地内にカーボンニュートラル新蒸留所の建設計画を発表し、持続可能な生産体制への転換を目指している。
| 正式名称 | Gimli Distillery |
|---|---|
| 創業年 | 1968年 |
| 操業状況 | 稼働中 |
| 所有会社 | ダイアジオ(Diageo) |
| 見学 | 不可能 |
| 公式サイト | https://www.crownroyal.com/ |
| Wikipedia | Wikipedia |
| SNS |
| 蒸留器数 | コラムスチル複数(詳細非公開) |
|---|---|
| 蒸留方式 | 連続式蒸留(コラムスチル) |
| モルト使用 | コーン・ライ麦・大麦 |
| 水源 | ウィニペグ湖(Lake Winnipeg) |
| 熟成倉庫 | 多段式熟成庫51棟 |
| 年間生産量 | 年間約3,300万L(1日1,000樽充填) |
| 使用樽 | ホワイトオーク樽(バーボン樽) |
| 主力ジャンル | ウイスキー、カナディアンウイスキー |
| 主要ブランド |
クラウン・ロイヤル Crown Royal(全ライン) |
| 国 | カナダ |
|---|---|
| 都道府県州 | マニトバ州 |
| 住所 | 19107 Seagram's Road, Gimli, Manitoba, Canada |
| 郵便番号 | R0C 1B0 |
ギムリはカナダ・マニトバ州に位置し、北米第7位の面積を誇るウィニペグ湖の西岸に面した小さな港町である。ウィニペグ市から北約80kmの距離にあり、湖から吹き込む風が穏やかな気候をもたらしている。
1875年以降、アイスランドからの移民が「ニュー・アイスランド」と呼ばれるコミュニティを形成。今もアイスランド文化が色濃く残り、毎年8月に開催されるアイスランディック・フェスティバルはカナダ最古の民族文化祭りの一つとして知られる。
ウィニペグ湖の豊富で清澄な淡水資源は水産業・農業を支えてきたが、1968年にシーグラムズ社がこの地に蒸留所を建設したことでカナディアンウイスキーの一大生産地としての地位も確立。湖水の清澄さがクラウン・ロイヤルの洗練された品質を支えている。