フォーティー・クリーク蒸留所(Forty Creek Distillery)|カナダ・オンタリオのカナディアンウイスキー蒸留所

フォーティー・クリーク蒸留所は、カナダ・オンタリオ州グリムズビーに位置するカナディアンウイスキー蒸留所である。1992年にワインメーカーのジョン・ホールが旧キットリング・リッジワイナリーを取得し、ウイスキー生産に特化した形で再建した。

ホールが考案した「グレーン別エイジング」手法は業界に革新をもたらした。コーン・ライ麦・モルトバーレーをそれぞれ個別のポットスチルで蒸留し、40ガロンの小樽で6〜10年個別熟成させた後にブレンドすることで、複雑で深みのある風味を実現する。2014年にカンパリ・グループが約1億8,600万カナダドルで買収した。

特徴

コーン・ライ麦・モルトバーレーを個別に小樽熟成してブレンドする革新的製法。ワインメーカー出身の創業者ジョン・ホールが考案。

歴史

1972年にキットリング・リッジ・ワイナリー&ディスティラリーとして設立された施設を、1992年にカナダ人ワインメーカーのジョン・ホールが取得。ホールはワイン醸造の知識を活かし、カナダウイスキーの慣習を打ち破る革新的なグレーン別エイジング手法を考案した。

コーン・ライ麦・モルトバーレーを個別のポットスチルで蒸留し、40ガロンの小樽で個別熟成してからブレンドする製法は国際的に高い評価を得た。2014年にカンパリ・グループが約1億8,600万カナダドルで買収し、ホールは「ウイスキーメーカー・オブ・ザ・デケード」の栄誉とともに引退した。

基本情報

正式名称 Forty Creek Distillery
創業年 1992年
操業状況 稼働中
所有会社 カンパリ・グループ(Campari Group)
見学 可能
公式サイト https://fortycreekwhisky.com/
Wikipedia Wikipedia
SNS Instagram

蒸留所情報

蒸留器数 コラムスチル・銅製ポットスチル各複数
蒸留方式 コラムスチル・ポットスチル併用(穀物別個別蒸留)
モルト使用 コーン・ライ麦・モルトバーレー(各穀物を個別蒸留)
水源 グリムズビーの地下水
熟成倉庫 40ガロン小樽熟成庫
年間生産量 非公開(中規模バッチ生産)
使用樽 アメリカンオーク40ガロン小樽・ルビーポートワイン樽
主力ジャンル ウイスキーカナディアンウイスキー
主要ブランド フォーティー・クリーク
Forty Creek Barrel Select
Forty Creek Double Barrel Reserve
Forty Creek Confederation Oak
Forty Creek Blood Oath

代表銘柄

所在地

カナダ
都道府県州 オンタリオ州
住所 297 South Service Road, Grimsby, Ontario, Canada
郵便番号 L3M 1Y6

この地域について

グリムズビーはカナダ・オンタリオ州のナイアガラ半島に位置し、オンタリオ湖の南岸に面した農業・観光の町である。ナイアガラ・エスカープメント(断崖)に守られた温和な気候と豊かな土壌により、ナイアガラ・ワイン産地の西端を担うフルーツ栽培の一大地帯となっている。

19世紀から続くフルーツ農業の伝統を持ち、モモ・ブドウ・サクランボなどの生産で知られる。ナイアガラの滝から車で約30分、トロントから約1時間という好立地もあり、ナイアガラ半島の観光拠点としても機能する。

フォーティー・クリーク蒸留所はこの地の豊かな農業環境と温和な気候を活かし、穀物の個別熟成という革新的なカナダウイスキーを生み出した。ナイアガラ・ワイン産地のすぐそばで育まれた複雑で深みのある風味は、この土地の農業的豊かさを体現している。