コープランド蒸留所(Copeland Distillery)|北アイルランド・ダウンのアイリッシュウイスキー蒸留所

コープランド蒸留所(The Copeland Distillery)は、北アイルランド・ダウン州ドナヒーディーに位置するアイリッシュウイスキー蒸留所です。2016年にギャレス・アーバインが22歳でクラウドファンディングにより設立し、旧映画館(ピクチャーハウス)を改修した施設でジンと後にウイスキーの生産を開始しました。

アイルランドでは珍しいダブル蒸留(2回蒸留)を採用しており、2024年にオリジナル蒸留の5年熟成シングルモルトを初リリース。コープランド諸島を望む港町に建つ独自のクラフト蒸留所として、多彩なカスクフィニッシュと実験的リリースが高く評価されています。

特徴

クラウドファンディングで資金調達した若き起業家が設立。旧映画館を改修した個性的な蒸留所。アイルランドでは珍しいダブル蒸留を採用。2024年に初のオリジナル5年熟成シングルモルトをリリース。多彩なワイン樽フィニッシュも展開。

歴史

2016年、当時22歳のギャレス・アーバインが390名以上から£30,000のクラウドファンディングを集め創業。2019年にドナヒーディーの旧映画館(マナー・ストリート43番地)と125年リース契約を結び、フルディスティラリー&ビジターセンターとして開業。コープランド諸島を望む港町ならではのロケーションで、ジン・ウイスキーを製造している。

基本情報

正式名称 The Copeland Distillery
創業年 2016年
操業状況 稼働中
所有会社 Gareth Irvine
見学 要予約
公式サイト https://copelanddistillery.com
SNS InstagramFacebook

蒸留所情報

蒸留器数 ウイスキー用スチル2基、ジン用コラムスチル1基
蒸留方式 ポットスチル蒸留(ダブル蒸留)
モルト使用 モルテッドバーリー(大麦麦芽)
熟成倉庫 オフサイト・カスクウェアハウス(ダウン州内)
使用樽 バーボン樽、オロロソシェリー樽、ピノノワール樽、シラー樽、ヴァージンアメリカンオーク樽、バローロ樽
主力ジャンル ウイスキーアイリッシュウイスキー
主要ブランド マーチャンツ・クェイコープランド
Merchants' Quay(マーチャンツ・クェイ)
Copeland Single Malt(コープランド・シングルモルト)

代表銘柄

所在地

イギリス
都道府県州 ダウン州
住所 43 Manor Street, Donaghadee, Co. Down, Northern Ireland
郵便番号 BT21 0HG

この地域について

ダウン県は北アイルランドの東部に位置し、「モーン山脈が海に向かって流れ落ちる」という詩句で世界に知られる雄大な景観を持ちます。モーン山脈の最高峰スリーブ・ドナード(849m)は北アイルランド最高峰であり、花崗岩の峰々はストランフォード湖まで続く緑の丘陵地帯へと溶け込んでいきます。ラムサール条約に指定されたストランフォード湖は約365の島と無数の干潟を擁する自然の宝庫で、アザラシやウミワシなど希少な野生生物の楽園となっています。

信仰の面では、ダウンパトリックがアイルランドの守護聖人・聖パトリックと深く結びついています。432年に上陸したとされるストランフォード湖岸から宣教を始め、ダウン大聖堂のそばに眠るとされる聖パトリックの墓は今も巡礼者が絶えません。

この歴史と自然に恵まれたダウン県はウイスキー産業でも注目を集めており、ヒンチ蒸留所・コープランド蒸留所・キルオーウェン蒸留所・エクリンビル蒸留所という複数の蒸留所が集積。北アイルランドを代表するウイスキー産地として急速に存在感を高めています。