コエドブルワリー(COEDO Brewery)|日本・埼玉のクラフトビールブルワリー

コエドブルワリーは埼玉県川越市を拠点とする株式会社協同商事が1996年から醸造するクラフトビールブランド。「小江戸川越」の地で地場産のサツマイモを使ったコエドビールは、食とビールの新たな関係を提案し、クラフトビール文化の普及に貢献してきた。

「伽羅(きゃら)」「紅赤(べにあか)」「瑠璃(るり)」「毬花(まりはな)」「白(しろ)」という日本語の名前を持つ5種のラインナップは、クラフトビールにありがちな英語名に頼らずに世界へ発信するコンセプトが海外でも評価され、ドイツ・アメリカ・アジアなど多数の国に輸出されている。

特徴

「小江戸川越」発のクラフトビール。川越産さつまいもを使った「紅赤」など日本の食材を活かした製品で個性を確立し、日本語の銘柄名で世界へ発信するコンセプトが海外市場でも高く評価されている。ドイツ・インターナショナル・ビアコンペティションでの受賞歴あり。

歴史

1996年に埼玉県川越市の株式会社協同商事が、地場産業の振興と地域ブランドの発信を目的としてビール醸造事業を開始。川越の旧名「小江戸(こえど)」をブランド名に採用し、歴史的な蔵造りの町並みと結びついた商品づくりを進めた。


川越名産のサツマイモ(紅赤)を原料に使用したビール「紅赤」は地産地消とクラフトビールを結びつけた先駆的製品として注目された。「伽羅」「瑠璃」「毬花」「白」と合わせた5銘柄体制で、各ビアスタイルの個性を日本的な色名・素材名で表現するブランドコンセプトが確立された。


2011年のドイツ・インターナショナル・ビア・コンペティションで複数受賞し国際的な評価を得た。現在は50か国以上に輸出するグローバルブランドとして成長し、川越のクラフトビール文化の象徴となっている。

基本情報

正式名称 COEDO Brewery (Kyodo Shoji Co., Ltd.)
創業年 1996年
操業状況 稼働中
所有会社 株式会社協同商事
見学 可能
公式サイト https://coedobrewery.com/
Wikipedia Wikipedia

蒸留所情報

蒸留器数 東松山醸造所(埼玉県東松山市)
蒸留方式 ラガー・エール・発泡酒(多様なスタイル)
モルト使用 大麦麦芽・ホップ・川越産サツマイモ(紅赤)
水源 埼玉県内の地下水
熟成倉庫 ステンレスタンク
年間生産量 年間約4,000キロリットル(推計)
使用樽 —(ビール)
主力ジャンル ビール
主要ブランド コエドビール
コエド 伽羅(きゃら)
コエド 紅赤(べにあか)
コエド 瑠璃(るり)
コエド 毬花(まりはな)
コエド 白(しろ)

代表銘柄

所在地

日本
住所 埼玉県川越市仲町2-3
郵便番号 350-0065

この地域について

埼玉県川越市は「小江戸」の愛称で知られる城下町で、江戸時代の蔵造りの建物が立ち並ぶ一番街を中心に年間約700万人の観光客が訪れる埼玉県屈指の観光都市である。時の鐘・喜多院・菓子屋横丁など江戸情緒を感じさせるスポットが集まり、東京近郊の日帰り観光地として人気が高い。

川越はサツマイモの産地としても知られ、「川越いも」は江戸時代から庶民の食を支えた地場産品である。この地域の農業文化とクラフトビールの融合が「コエドビール」の紅赤(さつまいもビール)として結実し、地産地消の食文化を体現している。

川越は東武東上線・西武新宿線・JR川越線でのアクセスが良く、東京から1時間以内で訪れることができる。歴史的な町並みとブランド食品の産地という二重の魅力が、クラフトビールのものがたりに深みを与えている。