クロナキルティ蒸留所(Clonakilty Distillery)は、アイルランド・コーク州クロナキルティに位置するファーム蒸留所です。9代続くスカリー農家が2019年3月に開設した農場一体型の蒸留所で、自家栽培の大麦を原料に使用しています。
深部の被圧地下水(アーテジアン井戸)を仕込み水とし、大西洋岸の崖上に位置するマリタイムウェアハウスで海の潮風を活かして熟成。ポットスチル3基でのトリプル蒸留と、ポート・ボルドーなど多彩なカスクフィニッシュが特徴です。
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クロナキルティ蒸留所(Clonakilty Distillery)は、アイルランド・コーク州クロナキルティに位置するファーム蒸留所です。9代続くスカリー農家が2019年3月に開設した農場一体型の蒸留所で、自家栽培の大麦を原料に使用しています。
深部の被圧地下水(アーテジアン井戸)を仕込み水とし、大西洋岸の崖上に位置するマリタイムウェアハウスで海の潮風を活かして熟成。ポットスチル3基でのトリプル蒸留と、ポート・ボルドーなど多彩なカスクフィニッシュが特徴です。
スカリー家は9代にわたりコーク州で農業を営み、自家栽培大麦のウイスキーへの転用を夢みていた。2018年に建設・設備を整え、2019年3月に正式オープン。アイルランドの大西洋岸ならではの海洋性気候を活かしたマリタイム熟成を実践している。
| 正式名称 | Clonakilty Distillery |
|---|---|
| 創業年 | 2019年 |
| 操業状況 | 稼働中 |
| 所有会社 | Scully family(スカリー一家) |
| 見学 | 可能 |
| 公式サイト | https://clonakiltydistillery.ie/ |
| SNS |
| 蒸留器数 | ポットスチル3基 |
|---|---|
| 蒸留方式 | ポットスチル蒸留(トリプル蒸留) |
| モルト使用 | モルテッドバーリー(自家栽培大麦) |
| 水源 | 自社敷地内の被圧地下水(アーテジアン井戸) |
| 熟成倉庫 | 大西洋岸の崖上マリタイムウェアハウス(海抜約200m) |
| 使用樽 | バーボン樽、ポート樽、ボルドー樽 |
| 主力ジャンル | ウイスキー、アイリッシュウイスキー |
| 主要ブランド | クロナキルティ |
| 国 | アイルランド |
|---|---|
| 都道府県州 | コーク州 |
| 住所 | Clarke Street, Clonakilty, Co. Cork, Ireland |
| 郵便番号 | P85 N403 |
アイルランド最大の県であるコーク県は、「真の首都(Real Capital)」と地元民に誇り高く称される南部の中心地です。リー川が流れるコーク市は、12世紀に聖フィンバルが築いた修道院を起源に持つ歴史都市で、カラフルな家並みが建ち並ぶイングリッシュ・マーケットや、17世紀に築かれたキンセール港など、歴史と文化が随所に息づいています。
バンドン川沿いには広大な農村地帯が広がり、良質な大麦・水・清涼な大西洋の気候がウイスキー造りに理想的な環境を生み出しています。ミドルトンでは1825年創業の旧蒸留所が世界最大級のポットスチルを今も保存しており、ジェムソンをはじめとするアイリッシュウイスキーの聖地として多くの訪問者を迎えます。西部のウエストコーク地方やクロナキルティ周辺は、大西洋に臨む断崖と入り組んだ入り江が美しい景勝地で、地域に根ざした小規模蒸留所がこの風土を生かした個性豊かなウイスキーを造り続けています。
ブラーニー城の「饒舌の石(Blarney Stone)」は世界中から観光客を引き寄せる名所であり、コーク県は歴史・自然・食文化・ウイスキーが一体となった、アイルランドで最も豊かな顔を持つ県といえるでしょう。