ブレーヴァル蒸留所(Braeval Distillery)|スコットランド・スペイサイドのスコッチウイスキー蒸留所

ブレーヴァル蒸溜所は、スペイサイドのリヴェット川源流域、標高370mの高地に位置するスコットランド屈指の高所蒸溜所だ。1973年にシーグラム社が建設し、現在はペルノ・リカール傘下。かつて「ブラエス・オブ・グレンリベット」とも呼ばれた。

ブレーヴァル自体のオフィシャルシングルモルトリリースはほとんど存在せず、シーバスリーガルなどブレンド用の優良原酒として活躍してきた。冷涼な高地の気候が生む軽やかでフルーティな原酒はインデペンデントボトラーから高く評価されており、幻のスペイサイドモルトとして一部の愛好家に珍重されている。

特徴

スペイサイドの蒸留所。1973年設立の大規模近代蒸留所。ブレンド原酒専門で、公式シングルモルトは存在しない。デュワーズなどのブレンドに使用。

歴史

ブレーヴァル蒸留所は1973年、Seagram(シーグラム)社によってスペイサイドのチャペルタウン(Chapeltown, Ballindalloch)近郊に「Braes of Glenlivet(ブレイズ・オブ・グレンリベット)」の名で設立されました。スペイサイド地区の蒸留所の中でも特に標高の高い場所に位置し、「スペイサイドで最も標高の高い蒸留所」として知られています。澄み切った高地の空気と豊富な清水が、原酒に独特の軽快さとクリーンな個性を与えています。

2001年、業界全体の生産調整の流れの中でBraes of Glenlivetは一時閉鎖されましたが、需要の回復とともに2008年に「Braeval(ブレーヴァル)」の新名称で再稼働を果たしました。現在はChivas Brothers(Pernod Ricard傘下)の管理下に置かれ、シーバスリーガルをはじめとした主力ブレンドスコッチウイスキーの原酒供給蒸留所として重要な役割を担っています。高地の清冽な水と冷涼な気候が生む軽やかなモルト原酒は、ブレンダーから高い評価を受けています。

公式ボトリングが非常に少なく、希少性の高いブレーヴァルの原酒は、Gordon & MacPhail(ゴードン&マクファイル)、Cadenhead’s(ケイデンヘッド)、Signatory Vintage(シグナトリー・ヴィンテージ)などの名インディペンデントボトラーを通じてリリースされることがあります。閉鎖期間を挟んだ「Braes of Glenlivet」名義の古いボトリングはコレクターズアイテムとしての価値も高く、独立瓶詰め愛好家にとって見逃せない蒸留所の一つとなっています。

基本情報

創業年 1973年
見学 不可能

蒸留所情報

主力ジャンル ウイスキースコッチウイスキー
主要ブランド ブレーヴァル

代表銘柄

所在地

イギリス

この地域について

スコットランド、スペイサイド地方のバリンダロック近郊に位置します。スペイサイドで最も標高の高い蒸留所として知られ、高地の澄んだ空気と清水が個性ある原酒を生み出します。