ブラックウォーター蒸留所(Blackwater Distillery)|アイルランド・ウォーターフォードのアイリッシュウイスキー蒸留所

ブラックウォーター蒸留所(Blackwater Distillery)は、アイルランド・ウォーターフォード州に位置するマイクロ蒸留所です。アイリッシュウイスキー研究家・著作家として知られるピーター・マルライアンが2014年に設立し、2018年11月にウォーターフォードで174年ぶりのウイスキー蒸留所として稼働を開始しました。

ブラックウォーター川の水を仕込み水として使用する小規模手動操業の蒸留所で、シングルモルト・ポットスティル・ジン・ウォッカなど多彩なスピリッツを生産。「Velvet Cap(ヴェルベット・キャップ)」ブランドの復活や、ブロックチェーンによる完全トレーサビリティの導入でも注目されています。

特徴

アイリッシュウイスキー研究家・著者のピーター・マルライアンが設立。ウォーターフォード174年ぶりの蒸留所。全手動操業の小規模生産。ブロックチェーンによる原料から瓶まで完全トレーサビリティを実装。1880年代のVelvet Capブランドを復活。

歴史

ピーター・マルライアンはアイリッシュウイスキーに関する5冊の著書を持つ研究家。2014年に会社設立後、2018年11月にウォーターフォードで174年ぶりのマイクロ蒸留所として蒸留を開始。アイルランド第21番目の稼働蒸留所として認定された。2020年に歴史的ブランド「Velvet Cap」を復活させ、2022年以降は自社蒸留ウイスキーをリリース中。

基本情報

正式名称 Blackwater Distillery
創業年 2018年
操業状況 稼働中
所有会社 Peter Mulryan, Kieran Curtin
見学 要予約
公式サイト https://blackwaterdistillery.ie/
SNS InstagramFacebook

蒸留所情報

蒸留器数 銅製ポットスチル複数基(全手動操業)
蒸留方式 ポットスチル蒸留
モルト使用 モルテッドバーリー(大麦麦芽)
水源 ブラックウォーター川(River Blackwater)
熟成倉庫 1950年代改装のハードウェアストア(工具店)を熟成庫に転用
使用樽 バーボン樽、オロロソシェリー樽、ヨーロピアンオーク樽
主力ジャンル ウイスキーアイリッシュウイスキー
主要ブランド ヴェルベット・キャップブラックウォーター
Blackwater Single Malt

代表銘柄

所在地

アイルランド
都道府県州 ウォーターフォード州
住所 Church Road, Ballyduff Upper, Co. Waterford, Ireland
郵便番号 P51 C5C6

この地域について

ウォーターフォード県はアイルランド南東部に位置し、その中心地ウォーターフォード市は914年にヴァイキングによって建設されたアイルランド最古の都市です。古ノルド語で「ヴァドラルフィヨルズル(入り江の港)」を意味するその名は、現在も当時のまま受け継がれています。市内の「ヴァイキング・トライアングル」には、リージナルズ・タワーをはじめとする五つの博物館が集まり、ヴァイキング時代から中世にかけての歴史的遺産を今に伝えています。

県の南部にはコッパー・コースト(銅海岸)が広がり、UNESCOグローバル・ジオパークに指定された雄大な海岸線が続きます。4億6千万年以上の地質史を刻む火山性の岩肌と19世紀の銅鉱山の遺構が独特の景観を生み出し、多くの旅人を引き寄せています。内陸を流れるシュア川とブラックウォーター川は豊かな自然環境を育み、アングラーや自然愛好家にとっての楽園となっています。

ウォーターフォードは世界屈指のカットガラスブランド「ウォーターフォード・クリスタル」の故郷としても知られています。そしてこの地の豊かな水と気候はウイスキー造りにも恵まれた環境を提供しており、個性豊かな蒸留所がアイルランドのクラフトスピリッツシーンを彩っています。