バリーキーフ蒸留所(Ballykeefe Distillery)|アイルランド・キルケニーのアイリッシュウイスキー蒸留所

バリーキーフ蒸留所(Ballykeefe Distillery)は、アイルランド・キルケニー州に位置するファーム蒸留所です。1324年の「オッソリーの赤い本(Red Book of Ossory)」に記されたアイルランドで蒸留に関する最古の文献ゆかりの地に位置し、キルケニーで200年以上ぶりとなるウイスキー蒸留所として2016年に開設されました。

ギング・ファミリーが代々耕作してきた農地に蒸留所を建設し、農場の廃水・廃棄物をゼロにするクローズドループの持続可能な運営を実践。地下80mの被圧地下水(アーテジアン井戸)を仕込み水として使用し、シングルポットスティル・シングルモルト・シングルライなど多彩なスタイルを生産しています。

特徴

キルケニー200年以上ぶりのウイスキー蒸留所。1324年の文献にゆかりの地。農場の廃棄物ゼロを実現するクローズドループ運営。2018年アイルランド第3位の持続可能な食品・飲料生産者として認定。シングルポットスティル・シングルモルト・シングルライなど多彩なスタイル。

歴史

ギング一族が代々耕作してきた農地にモーガン・ギングが25年かけて計画・準備し2016年に開設。キルケニーはアイルランドで1324年(オッソリーの赤い本)に蒸留の記録が残る最古の地のひとつ。農場の廃棄物(廃穀物は家畜の飼料、藁は寝床)を完全再利用するゼロウェースト経営が高く評価されている。

基本情報

正式名称 Ballykeefe Distillery
創業年 2016年
操業状況 稼働中
所有会社 Morgan & Anne Ging(ギング一家)
見学 可能
公式サイト https://ballykeefedistillery.ie
SNS InstagramFacebook

蒸留所情報

蒸留器数 銅製ポットスチル複数基(アイルランド設計・イタリア製)
蒸留方式 ポットスチル蒸留(トリプル蒸留)
モルト使用 モルテッドバーリー(大麦麦芽)
水源 敷地内地下約80mの被圧地下水(アーテジアン井戸)
熟成倉庫 モダン式ウェアハウス+伝統的ダンナージ式ウェアハウス(オンサイト)
使用樽 ファーストフィル・アメリカンオーク樽(バーボン)
主力ジャンル ウイスキーアイリッシュウイスキー
主要ブランド バリーキーフ

代表銘柄

所在地

アイルランド
都道府県州 キルケニー州
住所 Kyle, Ballykeefe, Cuffesgrange, Co. Kilkenny, Ireland
郵便番号 R95 NR50

この地域について

キルケニー県はアイルランド南東部の内陸に位置し、「アイルランドの中世の都」として広く知られています。ノア川沿いにそびえるキルケニー城は1260年にノルマン人が建設した堅固な要塞で、12世紀の征服以来この地を守り続け、現在は美しく整備されて一般公開されています。石畳の路地や黒大理石で装飾された建物が立ち並ぶ城下町は、ヨーロッパ随一の保存状態を誇る中世都市として観光客を魅了します。

キルケニーはアイルランドの工芸・デザインの中心地でもあります。アイルランド工芸評議会が設立したナショナル・デザイン&クラフト・ギャラリーは現代工芸の精華を展示しており、陶芸・織物・木工など多彩な職人技が県内各地で受け継がれています。毎年開催されるキルケニー・アーツ・フェスティバルには国内外から芸術家と観客が集い、文化の都としての名声を高めています。

蒸留の歴史もこの地に深く刻まれています。1324年の「オッソリーの赤書」には県内での蒸留の記録が残り、アイルランド最古の蒸留文書とされています。その伝統を現代に受け継ぐバリーキーフ蒸留所は、石灰岩地層の80メートル地下から汲み上げた水と自家農場産の大麦を用い、キルケニーの豊かな土地の恵みを一本一本のボトルに凝縮しています。