山崎12年

サントリー山崎蒸溜所が1984年に発売した、日本初のシングルモルトウイスキー。同蒸溜所の竣工60周年を記念して生まれたこのボトルは、創業者・鳥井信治郎の「国産ウイスキーへの強い信念」を受け継いだ二代目・佐治敬三が、チーフブレンダー佐藤乾とともに数十万樽の原酒の中から選び抜いて完成させた。アメリカンオーク・スパニッシュオーク(シェリー樽)・ミズナラ(日本産オーク)という3種の樽で熟成した原酒を絶妙にブレンドし、ライチ・ローズウォーターのノーズとシルキーなパレートにミズナラ由来のスパイスが複雑に絡み合う。

2003年のISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)では日本企業として初の金賞を受賞し、当時のウイスキー界に衝撃を与えた。さらに2015年、ウイスキー評論の権威ジム・マーレイ氏が「ウイスキーバイブル」で山崎シェリーカスク2013に97.5点を付け世界最高のウイスキーに選出、山崎12年を含む山崎ブランド全体の世界的評価が一気に高まった。ISC 2024年には「シュプリーム チャンピオン スピリット」(全部門最高賞)を受賞するなど、国際コンペでの受賞実績は枚挙にいとまがない。

2014年以降の日本ウイスキーブームと輸出拡大により急速に品薄となり、定価8,800円(税込)に対して二次市場では数万円超での取引が常態化している。「日本ウイスキーの国際的認知を切り開いた歴史的ボトル」として、ウイスキー愛好家から最大の敬意を集める一本だ。

テイスティングノート

香り

ライチ、ローズウォーター、アプリコット。ミズナラ由来のお香のような甘い香木感にシェリー樽のドライフルーツが重なる、華やかで複雑なノーズ。

味わい

豊かで滑らかな口当たり。オレンジピール、バニラ、トフィー、チョコレート。山椒やシナモンのスパイスが余韻へと橋渡しする。

余韻

長く温かい余韻。ミズナラの甘いスパイス、ドライフルーツ、ほのかなオークタンニンが折り重なって続く。

基本情報

正式名称 山崎12年
英語名 Yamazaki 12 Year
アルコール度数 43%
内容量 700ml
発売日 1984年1月1日
主な原料 モルテッドバーリー(大麦麦芽100%)
カスクタイプ バーボン樽、シェリー樽(オロロソ)、ミズナラ樽

生産・流通

製造元 山崎蒸溜所(Yamazaki Distillery)|日本・大阪のジャパニーズウイスキー蒸留所
輸入元 サントリーホールディングス株式会社(Suntory Holdings Limited)|日本のウイスキーインポーター
産地 日本近畿地方大阪府

世界の評価・評判

ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)2024にて全カテゴリー最高賞「スプリーム・チャンピオン・スピリット」を受賞。日本のウイスキーとしては歴史的な快挙であり、前年の山崎25年に続く2年連続受賞となった。Whisky Advocate誌では93点の高評価を得ており、評者のJonny McCormick氏は「まさに大切にすべき一本」と絶賛している。

ジム・マーレーの「ウイスキーバイブル」でも長年高スコアを獲得し、2014年には山崎シェリーカスク2013が97.5点という驚異的なスコアで「ワールドウイスキー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれてジャパニーズウイスキーブームの火付け役となった。Whiskybaseコミュニティでも85〜87点台の安定した評価を受けており、愛好家から「日本ウイスキーの象徴的存在」として認知されている。

海外市場では山崎12年がサントリーとジャパニーズウイスキー全体のブランドを牽引する旗艦的存在となっており、ライチ・ローズウォーターのノーズ、シルクのようなパレート、ミズナラ由来のかすかな白檀と香辛料の余韻が高く評価される。ISCゴールドを2003年に日本ウイスキー初受賞した歴史的銘柄でもある。

受賞歴

コンテストグレード
2025 ISC 金賞
2024 ISC Supreme Champion Spirit
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山崎12年

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