ウッドフォードリザーブ ダブルオークドは、2012年2月に発売されたウッドフォードリザーブ ディスティラーズセレクトの発展形である。その名の通り、二種類の新樽を用いた「二段階熟成」という革新的な製法によって生み出されるボトルであり、ウッドフォードリザーブの実験精神とクラフツマンシップが凝縮された一本だ。当初はマスターズコレクション シリーズの限定品として登場したが、その卓越した品質からレギュラーラインナップとして定着している。
製法は他に類を見ないユニークさを持つ。まず通常のディスティラーズセレクトと同様に、トースト10分・チャー25秒を施したファーストフィルのアメリカンオーク樽で初期熟成を行う。その後、ウイスキーは第二の樽に移される。この第二の樽は40分という長時間のトーストとわずか5秒だけの軽微なチャーが施されており、深いトーストから生まれる甘いカラメルや木糖のフレーバーを最大限に引き出すよう設計されている。
第二熟成期間は約1年未満と比較的短いが、この濃密なトーストオーク由来のフレーバーがウイスキー全体に著しい複雑性と深みをもたらす。通常のバーボン規定では二つ目の樽は中古樽使用が多いが、ダブルオークドは両方ともニューオーク樽を使用するこだわりを持ち、この選択が他に類を見ないリッチな風味プロファイルを生み出している。
テイスティングノート
香り
ダークフルーツ(チェリー、プラム)、深みのあるキャラメル、ハチミツ、チョコレートの豊かな香りが第一印象。トーストしたオーク、マジパン、バニラが重なり、アップルパイのような甘い焼き菓子を想起させる複雑さがある。
味わい
フルボディで非常にリッチな口当たり。ダークキャラメル、ヘーゼルナッツ、チョコレートが中心を占め、リンゴ、ドライフルーツ、スパイスが複雑に絡み合う。バニラクリームのなめらかさとトーストオーク由来のビターが対比を作り出す。
余韻
長くクリーミーな余韻。ハチミツとリンゴの甘みが最後まで持続し、チョコレートとベーキングスパイスがゆっくりとフェードしていく。第二熟成由来のディープトーストオーク感が心地よく喉奥に残る。
酒
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