ウルフバーン ラングスキップは、スコットランド・ハイランド地方サーソーに位置するウルフバーン蒸留所が手がけるプレミアムシングルモルトウイスキーだ。「ラングスキップ」はヴァイキングの長船を意味し、かつてノース人が支配したケイスネス地方の歴史にちなんだ名前である。
ウルフバーン蒸留所は1821年に創業したスコットランド最北端の蒸留所の一つだったが、1858年に閉鎖された。2013年に元の蒸留所跡地近くで復活を遂げ、少量ながら質の高いシングルモルトを生産している。全工程を手作業で行う伝統的な製法にこだわり、年間生産量は約12万リットルと小規模だ。
ラングスキップはファーストフィルバーボン樽とオロロソシェリー樽で熟成した原酒をヴァッティングし、カスクストレングスで瓶詰めしている。58%という高い度数ながらも、シェリーカスクの深い果実味がアルコールの刺激を和らげ、驚くほどスムースに楽しめる。ノンチルフィルターで天然の色合いを活かした、蒸留所の自信作だ。
ノースランドやオーロラといったスタンダードラインの上位に位置するこのボトルは、ウルフバーン蒸留所の実力を余すところなく示している。数滴の加水でバニラとドライフルーツの甘さがさらに開き、変化を楽しみながらじっくり味わうのがおすすめだ。
テイスティングノート
香り
レーズン、プラム、ダークチェリーの濃厚なシェリー由来の香り。バニラファッジ、蜂蜜、シナモンの甘いスパイスが重なり、奥にはオレンジピールと微かなモルトの清涼感が漂う。
味わい
力強くリッチな口当たり。ドライフルーツ、ダークチョコレート、トフィーの味わいが押し寄せ、中盤にはバーボン樽由来のバニラとキャラメルが現れる。高い度数ながらシェリーの果実味がバランスを取り、まろやかな印象。
余韻
ロングフィニッシュ。シェリースパイスとオークのタンニンが長く持続し、最後にエスプレッソとドライフルーツの余韻が穏やかに残る。
酒
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