ツインアルプスは、本坊酒造のマルスウイスキーブランドを代表するスタンダード・ブレンデッドウイスキー。その名は、マルス駒ヶ岳蒸溜所が位置する長野県上伊那郡宮田村から望む中央アルプスと南アルプスの「二つのアルプス」に由来する。蒸溜所の地下120メートルから汲み上げる中央アルプスの伏流水を仕込み水に使用し、信州の清冽な自然環境がそのまま味わいに反映された一本である。
モルト原酒とグレーン原酒をブレンドし、ホワイトオーク樽での熟成によってバニラやカラメルの甘みを引き出したクラシカルな設計。200mlのポケット瓶から750mlフルボトルまでサイズ展開があり、手軽に試せるエントリーウイスキーとして長年愛されてきた。標高798mという日本で最も高い場所に位置する蒸溜所の冷涼な環境は、ウイスキーの熟成にとって理想的な条件を提供し、穏やかで柔らかな味わいの基盤となっている。「日常に溶け込む普段着のような、よくできたスタンダードモデル」という評価がこのウイスキーの性格を端的に表している。
テイスティングノート
香り
枝付きレーズン、ミルクチョコレート、バニラの甘い香りが穏やかに立ち上がる。ブラウンシュガーの甘みとホワイトオーク樽由来の華やかな樽香が重なり、ふくよかな印象。
味わい
柔らかい口当たりでプラムやベリー系のドライフルーツ感、麦芽クッキーの素朴な甘み、カラメルのコクが順に広がる。後半には桜の木の皮を思わせるウッディなニュアンスとカカオのほのかなビターが現れ、味わいに奥行きを与えている。
余韻
ウッディでコクのある余韻が中程度の長さで続く。冷やすと甘みが開き、ロックでの楽しみ方もおすすめ。
酒
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