トゥラモアD.E.W. 12年 スペシャルリザーブはオリジナルの哲学をそのままに、12〜15年という長期熟成によって深みと複雑さを増したプレミアム表現だ。ダニエル・ウィリアムズの立身出世の精神と「妥協なき品質」への誓いを12年という熟成年数に込めた1本であり、トゥラモアD.E.W.のブランドアンバサダー的な役割を担う表現でもある。
ポットスチル・グレーン・シングルモルトの三種類の原酒を三回蒸留の後に長期熟成させるという基本哲学はスタンダードと同じだが、12年以上の熟成によってバーボン樽とシェリー樽それぞれの風味が深く溶け込んでいる。特にシェリー樽由来のチョコレート香とスパイス感が際立ち、ボディにリッチな重厚感が加わっている。ポットスチルの比率が高く、伝統的なアイリッシュポットスチルの個性が前面に出る。
「スペシャルリザーブ」という名称は通常の熟成を超えた特別な貯蔵への敬意を示しており、ブランドのプレミアム・ティアを明確に位置づけるものだ。ボトルデザインはスタンダードよりも豪華さを演出したラベルデザインで、ギフト用途にも対応するパッケージングが採用されている。
サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティションでは2006年・2007年・2008年と3年連続でダブルゴールドを受賞しており、スタンダードと共にトゥラモアD.E.W.ブランド全体の国際的な評価の確立に貢献した。2012年にも複数の国際コンペで評価を受け、「コスパ最高のアイリッシュウイスキー」として専門誌から繰り返し推薦されている。
トゥラモアD.E.W.ラインナップ中のミドルレンジプレミアム表現として、スタンダードから14年・18年への橋渡しを担う。シングルモルトの複雑さとブレンデッドの飲みやすさを兼ね備えたバランス型で、デイリープレミアムとして幅広い場面で重宝される。
サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション3年連続ダブルゴールド(2006〜2008)という輝かしい受賞歴に加え、マルタスペディアの評価でも安定した高スコアを記録している。Rum Howler Blogなど複数の評価ブログでも高評価を受け、「12〜15年熟成という長期熟成とポットスチル比率の高さによる複雑さ」が審査員から繰り返し評価されている。
テイスティングノート
香り
フローラルシトラスに加え、チョコレートとシェリーのリッチなアロマが重なる。わずかな木の香りとウッドスパイスが骨格を与え、よりリッチで深みのある香り立ちがスタンダードとの違いを示す。
味わい
ライトでシルキーな口当たりはスタンダードを踏襲しつつ、メローなオーク、バニラ、そしてシェリー由来のナッティーなコクが12年の熟成を物語る。シトラスの甘みとスパイシーさが上品に絡み合う。
余韻
長くクリーミーなフィニッシュ。スパイスとオーク香が続き、チョコレートとトフィーの甘さが後味に深みをもたらす。スタンダードよりも余韻が充実した満足感のある後味だ。
酒
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