富乃宝山

富乃宝山(とみのほうざん)は、鹿児島県日置市吹上町の西酒造が手がける芋焼酎。2002年頃から口コミで人気に火が付き、2000年代の芋焼酎ブームの象徴的銘柄となった。従来の芋焼酎のイメージを覆すスタイリッシュなデザインと、クリーンで飲みやすい味わいが若い世代を中心に支持を集めた。

使用する芋は鹿児島産の黄金千貫(コガネセンガン)。白麹を用いた常圧蒸留で仕上げており、芋の甘みと風味をダイレクトに引き出しながらも、後切れが良くすっきりとした後味が特徴。焼酎らしい豊かな香りと現代的な洗練度が高い次元で共存している。

2004年には同じく西酒造から「吉兆宝山」が発売され、黒麹仕込みによるよりコクのあるスタイルとして富乃宝山と対をなすラインナップを形成。また「天使の誘惑」は樫樽熟成の長期貯蔵焼酎として、ウイスキーに近い琥珀色と深みのある味わいで知られ、国際品評会での受賞歴も持つ。

テイスティングノート

香り

甘く華やかなサツマイモの香り。白麹由来のフルーティな印象があり、芋特有の土っぽさよりも爽やかな甘みが前面に出る。

味わい

口当たりが柔らかく、芋の甘みと旨みがじんわりと広がる。角が少なくスムーズで、クリーンな飲みごたえ。ロック・水割り・ソーダ割りいずれにも適応する汎用性の高さが光る。

余韻

余韻は比較的すっきりとしており、芋の甘さが後口に心地よく残る。後切れが良く、食中酒としても飲みやすい。

基本情報

正式名称 富乃宝山
英語名 Tomino Houzan
アルコール度数 25%
内容量 720ml

生産・流通

製造元 西酒造(Nishi Shuzo)|鹿児島の焼酎蔵
産地 日本九州地方鹿児島県

世界の評価・評判

富乃宝山は、西酒造が造る芋焼酎の新世代を代表する銘柄。黄麹仕込みによるフルーティで華やかな香りが革命的と評された。鹿児島県本格焼酎鑑評会で優秀賞を受賞。ISCでシルバーメダルを獲得。「芋焼酎の概念を変えた」と評される画期的な銘柄で、焼酎の新しい楽しみ方を全国に広めた。飲食店での取り扱いも非常に多い。

富乃宝山・芋焼酎は鹿児島・西酒造の白麹を使用する芋焼酎として、フルーティで軽やかな飲み口が芋焼酎のイメージを刷新したブランドとして愛好家に高く評価されている。芋焼酎が苦手な層にも受け入れられるクリーンなスタイルが「芋焼酎入門として最高」という評価を定着させており、西酒造の革新的な醸造哲学の結晶として業界でも称賛されている。

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