バスカー スモールバッチ シングルポットスチル バッチ2は、アイルランド・カーロウ州のロイヤルオーク蒸留所が手がけるスモールバッチ コレクションのシングルポットスチル第2弾。麦芽処理した大麦(モルテッドバーリー)と麦芽処理していない大麦(アンモルテッドバーリー)を混合してポットスチルでトリプルディスティレーションした後、ファーストフィル・バーボン樽での熟成を経て、ヨーロピアンオーク・オロロソシェリー樽でフィニッシュを施す「ダブルエイジ」仕様を採用している。
ウイスキー殿堂入りを果たしたマスターブレンダー、ジョン・ラムゼイ(John Ramsay)の監修のもと、マスターブレンダーが厳選した少数の樽のみを使用するスモールバッチ製法が採用されている。バッチ2とは各ロットに固有の番号を振ることで、少量生産の透明性とコレクターズ感覚を演出しているもので、バッチごとに微妙に異なる風味のバリエーションが愛好家に好まれている。アルコール度数46.3%・ノンチルフィルタード・無着色。
先行するバッチ1はサンフランシスコ ワールド スピリッツ コンペティション(SFWSC)でゴールドメダルを受賞し、アルティメット スピリッツ チャレンジ(USC)では93ポイント・「グレートバリュー」を獲得している。バッチ2はその製法を踏襲しながら、ファーストフィル・バーボン樽とオロロソシェリー樽の組み合わせから生まれる独自のバランスが新たな表現として評価されている。Paste Magazineなどのウイスキー専門メディアでは「危険なほど飲みやすく、アルコール感がほとんどない」と高く評価されている。
ポットスチルスタイルはアイリッシュウイスキー固有のスタイルであり、レッドブレストやグリーンスポットなどで有名なアイルランドのポットスチル伝統を若いロイヤルオーク蒸留所が現代的に解釈している。アイリッシュ ウイスキー リバイバルの中でポットスチルカテゴリへの注目は急上昇しており、バスカー スモールバッチはそのムーブメントの最前線に位置する存在だ。
蜂蜜・イチジク・ダークチョコレートが織りなす複雑な味わいはニートでじっくりと楽しむのが最善。シェリー由来のヴィナス(ワイン的)なニュアンスとポットスチル由来のスパイシーなオイル感が共存する、バスカーが誇る最高峰のポットスチル表現だ。
テイスティングノート
香り
オロロソシェリー由来の甘いレーズン・カラメル・トフィの香りが豊かに広がる。ファーストフィル・バーボン樽のバニラとナッツが加わり、アンモルテッドバーリー由来のグリーンペッパーのスパイシーなアクセントが全体を引き締める。
味わい
ドライフルーツの風味が前面に出てきて、炒ったナッツとヴィナスなノートが重なる。バニラクリームと持続する黒胡椒がスパイシーかつフルーティーな二面性を生み出し、ビターチョコレートが深みを加える。
余韻
シェリー由来のシルキーなレーズン感と黒胡椒のスパイスが長く余韻として残る。バッチ2特有のオロロソシェリーの深みが口内にとどまり続け、最後にほのかなサンダルウッドの香木的な余韻が静かに消えていく。
酒
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