ラフ・リー蒸留所の「ブリッジ」シリーズの一本として発表されたゲイリー・ベイ(Galey Bay / Galey Bay)13年シングルグレーンは、ラフ・リー湖の西岸ロスコモン県に位置するゲイリー湾の名を冠した限定リリースだ。13年熟成シングルグレーンはクーリー蒸留所で蒸留され、324本限定で46%にてボトリングされた。
グレーンウイスキーとしての風味のポテンシャルを最大限に引き出すため、ゲイリー・ベイはバーボン樽9年2ヶ月の熟成に続いて、さらにオロロソ・シェリー樽で3年10ヶ月半の追加熟成が施されている。この二段階の熟成によって、グレーンウイスキーならではの軽やかさにシェリー樽の複雑さが加わり、独自のキャラクターが生まれた。
「ゲイリー」とはアイルランド語の「An Ghaille」に由来し、「荒々しい流れ」という意味を持つとも言われる入り江の名称だ。ラフ・リー湖で最も深い湾の一つであるゲイリー湾の深さとウイスキーの熟成の深みを重ね合わせたネーミングが、このシングルグレーンに特別な意味を与えている。
クーリー蒸留所(Cooley Distillery)はアイルランド東海岸のクーリー半島に位置し、1987年にジョン・ティーリングによって設立された独立系蒸留所だ。アイリッシュウイスキーの多様化に貢献した先駆的な存在として知られ、2011年にサントリーホールディングス傘下のビーム社(現ビーム・サントリー)に買収された後も個性的なウイスキーを生み続けている。
ゲイリー・ベイはブリッジシリーズの中でシングルグレーンという希少なカテゴリーを代表する存在として際立っている。ポルタニュアがシングルモルトのクラシックな美しさを体現するのに対し、ゲイリー・ベイはグレーンウイスキーの可能性とシェリー樽の力強さを示す対比的な一本として、シリーズ全体の多様性を高めている。
セルティック・ウイスキーショップやアイリッシュドリンクショップなど主要専門店でのレビューでは「ダークフルーツとナッツのリッチなシェリー香、トーバコとレザー、オークスパイスの力強い口当たり」が高く評価されており、グレーンウイスキーの枠を超えた複雑さが称賛されている。限定324本という希少性も相まって、ブリッジシリーズコレクターにとって必携の一本として認知されている。
テイスティングノート
香り
ダークフルーツとナッツのリッチなシェリー香が際立ち、干しぶどうとマルトローフの甘いアロマが続く。バックグラウンドには古い家具の木材を思わせる落ち着いたオーク香があり、グレーンウイスキーらしい穏やかな甘さとシェリー樽の豊かさが見事に調和している。
味わい
リッチなシェリーフルーツ、トーストしたナッツ、タバコとレザーが口の中で展開する。13年という熟成年数が生み出す丸みとオークスパイスのバランスが際立ち、グレーンウイスキーのシルキーな質感がシェリー樽の複雑さを優雅に支えている。
余韻
オークスパイスとカラメライズしたフルーツ、シェリーの甘みが長く続く余韻。タバコとドライフルーツのニュアンスがゆっくりとフェードし、最後には樽からのほのかなビターさとナッツが残る。
酒
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