天美 純米大吟醸は、山口県下関市の長州酒造が醸す最高峰の日本酒。山田錦を40%まで磨き上げ、901号酵母で低温発酵させた繊細な一本である。「初めての方でも飲みやすく、食事にあう純米大吟醸にしたい」という藤岡美樹杜氏の思いが込められている。
天美ブランドは2020年の蔵再生とともに誕生した新世代の日本酒であり、純米大吟醸はそのフラッグシップとして位置づけられる。山田錦を40%という贅沢な精米歩合で使用し、低温でゆっくりと丁寧に醸すことで、雑味のないクリアな味わいを実現している。901号酵母の採用により、華やかすぎない上品な吟醸香が特徴的だ。
JAL国内線ファーストクラスの搭載酒にも選定されるなど、プロの選定眼にも認められた品質を誇る。720ml箱入りの上質なパッケージで、贈答用としても人気が高い。天美らしい「飲みやすさ」と「食との相性」を、大吟醸クラスの繊細さで表現した完成度の高い逸品である。
長州酒造の藤岡杜氏は「風の森」(油長酒造)での修業経験を持ち、フレッシュで透明感のある酒質を追求する醸造家。純米大吟醸においてもその哲学は一貫しており、華やかさの中に食中酒としての実用性を両立させている。山口県の豊かな自然環境——清冽な水と温暖な気候——が、この酒の柔らかな表情を支えている。
テイスティングノート
香り
華やかで透明感のある吟醸香。白桃、メロン、マスカットの果実香が優雅に広がり、奥に白い花や繊細な米の甘い香りが漂う。901号酵母由来の上品で穏やかな芳香。
味わい
口当たりは極めてなめらかで、シルキーなテクスチャー。山田錦40%精米ならではのクリアで雑味のない味わいが広がる。甘味は上品で控えめ、フレッシュな酸味が全体をエレガントに引き締める。中盤で繊細な旨味が膨らみ、複雑さを添える。
余韻
余韻は長く上品で、白桃のような果実の残香が心地よく続く。切れは良いが余韻に品があり、大吟醸らしい格調の高さを感じさせる。食事の繊細な味わいを引き立てる、見事なバランスのフィニッシュ。
酒
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