「吉田蔵 純米吟醸」は、石川県産の酒米「石川門」だけを麹米・掛米の両方に用いた純米吟醸酒です。麹米は精米歩合50%、掛米は60%と使い分け、それぞれの役割に応じた磨き加減で醸されています。石川門は山田錦に比べて淡麗でやわらかな酒質を生み出しやすい品種であり、石川県が誇る地元産米一本で仕上げる吉田蔵らしいこだわりが詰まった一本です。
仕込み水には霊峰白山の雪解け水が地中に浸透した手取川の清冽な伏流水を使用。低温長期発酵によって引き出された香りは梨や白い花を思わせるやさしい吟醸香で、口当たりは穏やかでふくらみがあります。後口は石川門由来のすっきりとした酸が心地よく引き締め、すいすいと飲み進められる軽快さが持ち味です。
純米大吟醸・純米吟醸・純米酒の3アイテムで構成される吉田蔵シリーズの中間ラインに位置し、日常的に楽しめる価格帯ながら特約店限定で流通する希少な一本です。グリーンラベルに描かれた壮大な田園風景と持続可能な世界観は、吉田酒造店が地元石川の米農家と連携し、原料から一貫して品質を追求する姿勢を象徴しています。冷酒でそのフレッシュな吟醸香を楽しむほか、ぬる燗でもやさしいうまみが広がります。
吉田蔵ブランドの名は、蔵元の姓「吉田」に由来し、家族経営の小さな蔵だからこそ実現できる目の行き届いた酒造りを象徴しています。2019年に杜氏制を廃止し、蔵元自ら醸造責任者を務める体制に移行したことで、より一層の品質向上を果たしました。
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