「吉田蔵 純米酒」は、石川県産の酒米「五百万石」を麹米・掛米ともに精米歩合65%で醸した純米酒です。五百万石は北陸を代表する酒米で、すっきりとした淡麗辛口の酒質を生み出しやすく、食中酒として幅広い料理に寄り添う懐の深さが特徴です。吉田蔵シリーズの中でも最も親しみやすいエントリーラインとして位置づけられており、特約店限定ながら日常的に手に取りやすい一本です。
仕込み水は霊峰白山の麓に湧く手取川の伏流水。石川県白山市に蔵を構える吉田酒造店が150年以上守り続けてきた水と米の組み合わせが、このシンプルな純米酒にも息づいています。アルコール度数15%の原酒仕立てで、余分な加水をしていないぶん、五百万石のやさしいうまみがしっかりと感じられます。
グレーのシンプルなラベルには「米の優しさと石川県の大地」をテーマとした世界観が込められており、吉田蔵ブランドが目指す自然との共生と持続可能な酒造りの哲学を体現しています。冷酒はもちろん、ぬる燗・熱燗と幅広い温度帯で楽しめる懐の深い純米酒です。刺身や煮物といった定番の和食はもちろん、クリーム系の洋食にも驚くほどよく合います。
五百万石は新潟県が育成した酒米ですが、石川県でも広く栽培されており、北陸の風土に最も適応した品種のひとつです。吉田蔵が五百万石を選ぶのは「最も身近な米で、最も身近な酒を造る」という哲学の表れであり、特別な米を使わずとも確かな品質を実現できる蔵の技術力を示しています。
酒
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