タムナヴーリン シェリーカスク・エディションは、スパニッシュシェリー樽のみで熟成・フィニッシュした、より濃厚なシェリー感を前面に打ち出した上位ラインナップだ。オロロソシェリー樽を中心に使用したこのボトルは、タムナヴーリンの草原的なフルーティーさとシェリー樽の豊潤な甘さが見事に絡み合い、ダブルカスクよりもリッチで深みのある味わいを実現している。
シェリーカスク・エディションはウイスキーメディアの評価が非常に高く、Medium誌掲載のレビューでは「シェリーウイスキーの教科書的な一本」として紹介された。ISCやサンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティションで金賞を獲得した実績を持ち、タムナヴーリンブランドの国際的評価向上に大きく貢献したボトルでもある。シェリー感の強いスコッチをリーズナブルに楽しめるボトルとして、特にシェリーウイスキーファンの間で高い注目を集めている。
シェリーカスク・エディションの成功はタムナヴーリンが「シェリーカスク専門家」ブランドとしてのポジションを確立する礎となった。現在はオロロソ樽のほかにペドロ・ヒメネス樽フィニッシュや各種ワイン樽フィニッシュなど多彩なバリエーションが展開されており、それらすべての起点となった象徴的な一本として業界に記憶されている。
テイスティングノート
香り
ダークチェリー、干しいちじく、オレンジピール。濃厚なオロロソシェリーの香りが主役で、クローブとシナモンのクリスマスケーキを思わせるスパイシーなニュアンスが漂う。背景にダークチョコレートとコーヒーの苦みがある。
味わい
フルボディ寄りのミディアム。シェリーのリッチな甘さとダークベリー(ブラックカラント・チェリー)の果実味が口腔を満たし、タンニン感のあるドライなオークが対比を生む。中盤からスパイス(クローブ・ナツメグ)が増してき、余韻へとつながる。
余韻
長くウォームな余韻。ドライフルーツとダークチョコレートのビター感が続き、シナモンと微かなスモーキーさが最後まで残る。シェリー樽由来の充実した後口でグラスを置いた後もしばらく余韻が楽しめる。
酒
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