ストラスアイラ 2003 16年 ディスティラリーリザーブコレクションは、チバス・ブラザーズ(ペルノ・リカール傘下)が展開する「Distillery Reserve Collection」の一本として、2019年にリリースされた蒸留所限定のシングルカスクウイスキーである。同コレクションはチバス・ブラザーズ傘下13蒸留所から選ばれた希少シングルカスクを、無加水・無着色・ノンチルフィルタードのカスクストレングスでボトリングするシリーズで、蒸留所本来の個性を最大限に引き出すことを目的としている。
本ボトルは2003年2月10日に蒸留され、セカンドフィル・バット(カスク番号 #7352)で約16年2ヶ月熟成の後、2019年5月7日にカスクストレングス62.6%でボトリングされた。全828本のみの限定生産であり、長期熟成と質の高い樽環境が融合した一本だ。ストラスアイラ蒸留所の12年コアラインとは一線を画す、蒸留所訪問者および限定小売向けの特別なリリースとして位置づけられている。
1786年創業のストラスアイラ蒸留所はスペイサイド最古の現役蒸留所であり、シーバスリーガルのキーモルトとして世界的に知られる。その複雑でフルーティかつリッチなキャラクターは、長年にわたりブレンデッドスコッチの礎を担ってきた。本ディスティラリーリザーブコレクションは、そのブレンド用原酒としての名声とは別に、シングルモルトとしてのストラスアイラの実力を改めて示す存在といえる。ウイスキー専門サイト Whisky Saga は88/100と高く評価し、「大胆で個性的、注目を引きつける1本(big and bold attention grabber)」と称えている。
テイスティングノート
香り
バニラ、赤いベリー、爽やかなオーチャードフルーツが主体。刈りたての草や青いトマトの葉といったグリーンなニュアンスも。マスタードシード、柑橘(レモン・オレンジ)のやわらかな酸味。時間が経つとアイシングシュガーや洗練されたフルーツの甘みが広がる。
味わい
フルボディで存在感が際立つ。豊かなフルーティさと甘みが押し寄せ、最初は力強い柑橘が来るがすぐに丸みを帯びる。シナモン、ジンジャー、オーク由来のスパイスが重なり、カスクストレングスならではのボリューム感が堪能できる。
余韻
ミディアムロング。ホワイトペッパー、シナモン、オーキーなスパイス、ジンジャーが続く。心地よいスパイシーな余韻が長く持続する。
酒
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