スペイバーン 15年は、スコットランド・スペイサイドのローゼスに位置するスペイバーン蒸留所が手がけるシングルモルトウイスキーだ。1897年にヴィクトリア女王のダイヤモンドジュビリーの年に設立された歴史ある蒸留所で、現在はインバーハウス・ディスティラーズが運営している。
この15年は、アメリカンオーク樽とスパニッシュオーク樽の両方で熟成された原酒をヴァッティングして仕上げている。ノンチルフィルターで瓶詰めされた46%の自然な度数により、スペイバーン蒸留所の持つフルーティで軽やかなキャラクターに、15年の歳月が加えた深みとコクが見事に表現されている。
スペイバーン蒸留所は、スペイ川の支流に面した美しいロケーションにあり、清涼な水源がウイスキー造りに理想的な環境を提供している。10年やブラダン・オーブが日常的に楽しめるモルトであるのに対し、この15年はもう一歩踏み込んだ複雑さを持ち、特別な日の一杯にもふさわしい。
スペイサイドモルトの中でも比較的知名度は控えめだが、ウイスキー評論家からの評価は高い。特に北米市場では高い人気を誇り、アメリカでのシングルモルト売上では常に上位にランクインしている。この15年は、そうした国際的評価に裏打ちされた品質の高さを実感できる一本だ。
テイスティングノート
香り
青リンゴ、洋梨、バニラの華やかな香り。オーク由来のシナモンとナツメグのスパイスが奥に漂い、ほのかなトフィーの甘さが重なる。
味わい
滑らかで丸みのある口当たり。蜂蜜、バタースコッチ、熟したリンゴの味わいが広がり、中盤にはダークチョコレートとジンジャーのスパイスが現れる。
余韻
ミディアムロング。オークのタンニンとドライフルーツの甘みが穏やかに持続し、最後にかすかなスモークの余韻が漂う。
酒
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