日本の棚田百選に選定された上田市「稲倉の棚田」で栽培されたひとごこちを使用した純米吟醸の火入れバージョンです。同じ棚田米を使った生酒バージョンも存在しますが、こちらは火入れ(加熱殺菌)を施すことで味わいの安定性と保存性を高めています。720mlのみの展開で、価格は3,630円(税込)です。
稲倉の棚田は上田市殿城地区に位置する標高約800mの山間部の棚田で、約1,200枚の田んぼが山の斜面に美しく連なっています。冷涼な気候と清澄な水環境のもとで育つひとごこちは、平地で栽培されたものとは異なる風味を持つとされています。精米歩合55%で醸され、アルコール度数は15%。火入れによりまろやかで落ち着いた味わいに仕上がっています。
岡崎酒造の棚田プロジェクトは、高齢化や人手不足により耕作放棄地が増加する棚田の保全を、酒造りを通じて実現するという取り組みです。棚田の米を適正価格で買い取ることで農家の栽培意欲を維持し、美しい棚田景観の保全にも貢献しています。この酒を手に取ることは、信州の棚田文化を支えることにもつながる、ストーリー性豊かな1本です。
生酒バージョンとの飲み比べも興味深い楽しみ方です。生酒のフレッシュな勢いと火入れのまろやかな安定感、それぞれの個性を通じて棚田米の魅力を多角的に感じることができます。
火入れとは日本酒を65℃前後で加熱殺菌する工程で、酵素の活性を止めて酒質を安定させる伝統的な技法です。生酒と比べて味わいが落ち着き、常温での保存性が高まるため、飲食店での取り扱いにも適しています。稲倉の棚田の火入れバージョンは、生酒のフレッシュさとは異なる穏やかなまろみが加わり、食中酒としての汎用性が高いのが魅力です。棚田米の個性を安定した状態でじっくり味わいたい方にはこちらがおすすめです。
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