仙禽 HELLO WORLD by SAKE lab. TOKYOは、栃木県さくら市の株式会社せんきんと、東京・北区十条の日本酒バル「SAKE lab. TOKYO」のオーナー甲斐勇樹氏によるコラボレーションのプライベートブランド(PB)日本酒だ。「HELLO WORLD」というネーミングはプログラミングの世界で最初に出力するコード「Hello, World!」に由来し、搾りたての生命力あふれる日本酒の無垢な状態を「生命誕生の瞬間」として表現している。毎年冬(1〜3月頃)にリリースされ、2025年時点で4th以上のエディションを重ねる人気コラボシリーズだ。
ドメーヌさくら産の山田錦を100%使用し、精米歩合は麹米50%・掛米60%。生酛造りで仕込まれた醪(もろみ)を直汲み(タンクから直接瓶詰め)することで、搾りたての活性感をそのまま閉じ込めている。さらにおりがらみ仕様の無濾過生原酒として瓶詰めされており、細かな澱(おり)が液中に舞う乳白色のスタイルが特徴だ。エディションごとに酒造りのスペックや味わいのコンセプトが変化し、毎年異なる「顔」を見せる点がコレクター的な楽しみを生んでいる。
開栓すると発酵中の醪を思わせる活性感とともに、シャンパーニュを想わせる細やかなバブルが口の中を心地よく刺激する。山田錦由来の優しい甘みとクリーンな旨みに、生酛の穏やかな乳酸の酸味が寄り添い、13度という低アルコールと相まって軽快でゴクゴクと飲み進められる飲み口を実現している。甘すぎず、重すぎず、日本酒らしいコクを保ちながらも圧倒的な飲みやすさを両立した仕上がりだ。
商品設計・規格・ラベルデザインまでSAKE lab. TOKYOのオリジナルで手がけられており、「酒蔵と飲食店が真剣にプロデュースした一本」としての格が他のコラボ酒とは一線を画す。完全予約制・先着限定販売が基本のため、SAKE lab. TOKYOのSNSや公式サイトでの情報収集が入手の第一歩だ。仙禽の卓越した醸造技術とSAKE lab. TOKYOのキュレーション力が融合した、東京と栃木の日本酒文化をつなぐ象徴的なコラボレーション酒である。
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