仙禽 クラシック 零式

仙禽 クラシック 零式は、栃木県さくら市の株式会社せんきんが、明治時代に一度は途絶えた幻の酒米「亀ノ尾」を使い、生酛造り・木桶仕込みという伝統製法で醸した生酒だ。クラシックシリーズはせんきんの醸造哲学の核心部分を体現するラインで、添加物を一切使用しない無添加で仕上げられる。

亀ノ尾×生酛×木桶の三位一体

亀ノ尾は明治期に育種された酒米で、後世の多くの酒米(山田錦など)の祖となった品種だ。収穫量が少なく栽培が難しいため現代では稀少だが、仙禽では「ドメーヌ さくら」の圃場で自社管理している。生酛造りでは市販の乳酸を使用せず、自然の乳酸菌が酒母に定着するまで数週間かけて管理する。木桶は微生物の集積により蔵固有のフレーバーを形成し、人工的な素材では出せない複雑さを付与する。

テイスティングノート

香り:亀ノ尾由来の野趣ある穀物感と自然な乳酸のニュアンスが調和した、土着的でいながら清潔感のある香り。フレッシュな生酒特有の生き生きとした酸のアロマが際立つ。

味わい:口に含むと亀ノ尾の豊かな旨みが広がり、生酛由来の乳酸の酸がきりりと引き締める。雑味のない透明感のある複雑さが特徴で、モダンシリーズとは異なるワイルドで土着的な個性を感じられる。フィニッシュは余韻が長く、米の旨みと酸が交互に訪れる。

飲み方:冷酒でその個性をじっくり味わうのがおすすめ。発酵食品(チーズ・みそ料理・漬物)との相性が特に優れている。

基本情報

英語名 Senkin Classic Reishiki (Nama)
主な原料 亀ノ尾(ドメーヌ さくら、栃木県さくら市産)・米麹・水

生産・流通

製造元 株式会社せんきん(SENKIN)|日本・栃木の日本酒蔵
産地 日本関東地方栃木県

世界の評価・評判

インターナショナル・SAKE チャレンジや全国新酒鑑評会でも高評価を得る仙禽クラシックシリーズの季節の生酒。亀ノ尾という希少な酒米の使用と生酛×木桶仕込みという伝統製法の組み合わせが、他に類を見ない複雑さを生み出す。SAKETIMEほか各日本酒評価サイトで高スコアを維持しており、「自然の力を最大限に引き出した仙禽クラシックの真髄」として地酒専門店・日本酒愛好家から高い評価を受けている。亀ノ尾という希少米の酸やミネラル感は生酒の段階で最もストレートに感じられるため、愛好家の中では「クラシックシリーズは零式で飲むべき」とする声が多い。季節限定のため入手困難だが、正規取扱店のメーリングリストや日本酒専門アプリへの登録が購入への近道とされている。

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