ロイヤルブラックラ16年は、2014年のリブランディング後に新たに加わったミドルレンジの核心を担う1本だ。12年よりも長い熟成期間と、より複雑なカスク使用によって、蒸留所のキャラクターをより深く体験できる作品として評価されている。Whisky Magazineをはじめ複数の専門誌がこの16年に注目し、「ロイヤルブラックラの真骨頂を示す一本」として推薦するレビューが相次いでいる。
16年はアメリカンオーク樽での熟成後にオロロソシェリー樽でフィニッシュするという12年と共通の製法を踏襲しつつ、熟成期間の違いがより豊かなダークフルーツとリッチなシェリー感を生み出している。バカルディ傘下のジョン・デュワー&サンズは、ロイヤルブラックラのシングルモルト展開においてノンチルフィルタード(非冷却濾過)・ナチュラルカラー(着色料不使用)を採用し、原酒本来の色・風味を最大限に生かした品質へのこだわりを示している。
ロイヤルブラックラの王室御用達の歴史は、スコッチウイスキー業界においても格別の地位を意味する。世界初のロイヤル認定を受けたこの蒸留所の16年は、王室の称号に相応しい品格と深みを持ち、ハイランドウイスキーの最良の側面——豊潤な果実味、スムースな飲み口、格調ある余韻——を体現している。
テイスティングノート
香り
成熟したプラムと黒糖の深い香りにシェリー樽の甘いレーズン、バニラの上品な香りが重なる。オロロソ特有のナッツとスパイスが複雑な香り立ちを演出する。
味わい
リッチでふくよかな口当たりが広がり、ダークチョコレートとドライフルーツの甘さが口中を満たす。シナモン、クローブ、黒胡椒のスパイスが重なり合い、深みと複雑味のある味わいが続く。
余韻
長く複雑な余韻。シェリー樽のドライフルーツとスパイスの余韻が長く続き、タンニンとともにウォームなフィニッシュが心地よく残る。12年よりも格段にリッチで重厚なフィニッシュ。
酒
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