オールドプルトニー12年は、スコットランド本土最北端の蒸留所ウィックのプルトニータウンに佇むオールドプルトニー蒸留所(1826年創業)のフラッグシップ表現だ。「海の男のウイスキー」という異名を持ち、ニシン漁で栄えたウィックの港町の歴史と深く結びついた一本である。
1826年にジェームズ・ヘンダーソンによって創設されたこの蒸留所は、当時のニシン漁ブームを背景に成長した。「プルトニータウン」は漁師のために設計された計画的港湾都市で、蒸留所はその心臓部に建てられた。19世紀末に漁業が衰退しウィックが禁酒の町となると蒸留所は閉鎖されたが、1951年に復活。以来、北の海岸線を吹き抜ける潮風と海塩ミネラルをアイデンティティとするコースタルウイスキーとして世界的な評価を確立した。
オールドプルトニーの名声を決定づけたのは2012年のジム・マレー「ウィスキーバイブル」での21年熟成のワールドウイスキー・オブ・ザ・イヤー受賞だ。「絶対的な活力、カリスマ性、気品に満ちている」とマレーが絶賛したことで世界中に名前が知れ渡り、12年もその恩恵を受けて人気が急上昇した。12年はバーボン樽のみで熟成させた完全なる「ディフィニティブ・エクスプレッション」として、海塩とシトラスの爽やかな飲み口が入門者から上級者まで幅広く支持されている。
テイスティングノート
香り
磯の香り、海塩のミネラル感、レモンリンド、グリーンアップル、バニラとほのかなオーク。コースタル蒸留所ならではの爽やかな潮風のような香り立ち。
味わい
フォーミングシーを思わせる塩辛さ、レモンリンド、ローズウッド、微かなバニラとシトラス。ミディアムボディで生き生きとした口当たり。
余韻
ベーコン、スモークされた魚介、ジンジャーとレモンが浮かび上がる複雑な余韻。中程度の長さで海塩ミネラルが最後まで残る。
酒
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