大嶺 1粒 純米大吟醸は、山口県美祢市にある大嶺酒造が醸す、蔵の最高峰に位置する純米大吟醸酒です。大嶺酒造の歴史は1822年に遡りますが、2010年に一度廃業。その後、ニューヨークで金融業に携わっていた秋山剛志氏が蔵を買い取り、2018年に復活させました。世界遺産・秋吉台のカルスト台地から湧き出す清冽な軟水を仕込み水に使い、最先端の設備と伝統的な技法を融合させた酒造りを行っています。
「1粒」は大嶺酒造のラインナップの中で最も精米歩合が低い(=最も米を磨いた)商品で、山田錦を35%まで磨き上げています。数字が小さいほど贅沢な酒であることを、「粒」という直感的な数字で表現するユニークなコンセプトは、日本酒に馴染みのない方にもわかりやすいと好評です。この米を秋吉台の軟水で仕込み、低温でじっくりと醸すことで、透明感と繊細さに満ちた味わいが生まれます。
大嶺酒造のボトルデザインは、パリの有名デザイナーが手がけたモダンでスタイリッシュなもの。「日本酒を世界のテーブルへ」という秋山氏のビジョンを体現しており、高級レストランやバーでの提供も多い。味わいも和食にとどまらず、フレンチやイタリアンとのペアリングを意識して設計されています。1粒は特別な日にふさわしい格調高い一本であり、日本酒の新しい可能性を示す注目のブランドです。
テイスティングノート
香り
極めて繊細で透明感のある吟醸香。白桃、ライチ、マスカットの上品な果実香に、ほのかな白い花のフローラルノート。35%精米ならではの雑味のないピュアな芳香が広がり、香りだけで品格が伝わってくる。
味わい
驚くほど軽やかで滑らかな口当たり。秋吉台の軟水由来の柔らかなテクスチャーに、白桃やメロンの繊細な甘みが溶け込んでいる。中盤からきれいな酸味が現れ、全体に透明感を与える。雑味が一切なく、まるで水のように澄んだ純粋な味わい。
余韻
長くエレガントな余韻。果実の甘みがゆっくりと消えていき、最後にはほのかな米の旨みと心地よいキレが残る。ミネラル感のある爽やかなフィニッシュが、次の料理への期待を高める。
酒
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