2024年10月1日、ニッカウヰスキー創業90周年を機に、「ニッカ セッション」(2020年)以来4年ぶりとなる通年商品の新ブランドが発売された。「ニッカ フロンティア」——その名には、日本ウイスキーの歴史を切り拓いた創業者・竹鶴政孝のフロンティアスピリットを後世に継承するという願いが込められている。創業90周年という節目に、ニッカウヰスキーは原点である余市蒸溜所へと立ち返り、創業者が守り続けた石炭直火蒸溜から生まれるヘビーピートモルトをこの新製品の核心に据えた。
ブレンデッドウイスキーでありながら際立つのは、モルトウイスキーのブレンド比率を51%以上に設定した点である。通常グレーン主体となるブレンデッドウイスキーにあって、モルト過半数という選択はモルトの豊かな香りと心地よいスモーキーな味わいを最大化するためのものだ。「ノンチルフィルタード(常温ろ過)」を採用することで香味成分を豊富に残し、アルコール度数48度という設定と相まって、妥協のない濃厚な体験を提供する。
テイスティングノート
香り
樽熟成香とマーマレードを思わせるフルーティーな香り、しっかりとしたモルト香と心地よいスモーキーさが広がる。
味わい
スムースでコクのある飲み口に熟した果実の甘さが広がり、ピートのほろ苦さが全体を引き締める。
余韻
柔らかなオークのニュアンスを伴いながら、甘さとスモーキーさが長く溶け合う。
酒
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