鍋島の基幹商品として愛されてきた特別純米酒。佐賀県産酒米「山田錦」「さがの華」を中心に使用し、精米歩合55%の特別純米酒として仕上げた鍋島の「顔」ともいえる一本だ。
2011年のIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)チャンピオンサケ受賞後も変わらぬ品質で、入手困難な状況が続いている。鹿島市の豊かな自然と有明海の空気が育んだ独自のテロワールが、鍋島の芳醇な味わいを生み出す源泉となっている。
全国各地の日本酒専門店でも最も扱いを希望されながら入荷量が追いつかない銘柄として知られ、愛好家の間では「九州を代表する最高峰の日本酒」と位置づけられている。特約店への配分は極めて限定的で、毎回の入荷ごとに即日完売するのが常態となっている。
IWC受賞以降、鍋島特別純米酒の価値は国際的にも高まり、アジア各国の日本酒輸入業者からも引き合いが絶えない。佐賀という日本酒産地として必ずしもメジャーではない地域から世界最高賞を受賞したことは、日本酒界における「地方の逆襲」として歴史に刻まれている。
有明海に面した鹿島市の気候風土が生む独特の米の旨みと、富久千代酒造の緻密な醸造技術が融合した結果、他の追随を許さないバランスと深みが実現されている。日本酒を愛するすべての人が一度は経験すべき銘酒として、専門家・愛好家ともに推薦する一本。
テイスティングノート
香り
華やかで甘い吟醸香、桃・リンゴ・メロン
味わい
豊かな旨味とすっきりした甘み、バランスの良い酸
余韻
滑らかなキレ、長い余韻
酒
💬0