鍋島 純米吟醸 隠し酒は、富久千代酒造が複数の純米吟醸を独自の比率でブレンドして仕上げた、「裏鍋島」とも呼ばれる個性派の純米吟醸。山田錦・雄町・五百万石・きたしずくなど複数の品種から醸した各バッチを組み合わせることで、単一品種では生まれない複雑な旨みと奥行きを実現している。精米歩合55%、アルコール度数15%と比較的低めで、飲みやすさの中に複雑さが宿る。
通常の鍋島ラインナップとは異なる「隠れた一面」を体現したコンセプチュアルな商品で、少量出荷のため入手困難な時期も多い。複数品種のブレンドにより、特定の米の個性が前面に出るのではなく、旨みの層が折り重なるような複雑な味わいが特徴。鍋島を深く知り尽くした上で、さらに新しい顔を探す愛好家に向けた一本。
精米歩合55%という設定は純米吟醸の下限付近に位置し、よりどっしりとした米の旨みが感じやすい。ブレンド酒ならではの一体感ある味わいと、各品種が出す複雑なニュアンスの共存が楽しめる。「隠し酒」という名の通り、店舗への入荷情報が出回ると即座に完売するほど人気が高い。
テイスティングノート
香り
複数品種由来の複雑な香りが折り重なる。単一品種では出ない多層的な吟醸香があり、何の米かをイメージしながら飲む楽しさがある。穏やかな甘さと米の深みが感じられる。
味わい
55%という精米歩合から来る米の旨みがどっしりと広がる。複数品種の個性が一体となった複雑な飲みごたえで、各品種が互いを補い合う絶妙なバランスが特徴。
余韻
旨みがゆっくりと折り重なりながら消えていく、複雑で長い余韻。ブレンドの妙が最も感じられる後味で、「もう一度飲みたい」という気持ちを呼び起こす。
酒
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