みむろ杉 純米大吟醸

みむろ杉 純米大吟醸は、奈良県桜井市の今西酒造が醸す「みむろ杉」ブランドの最高峰に位置する純米大吟醸酒である。今西酒造は1660年(万治3年)創業で、日本最古の神社の一つである大神神社(三輪明神)の御神体・三輪山の麓に蔵を構えている。「みむろ杉」の名は三輪山の別名「三諸山(みむろやま)」に由来する。

酒造りの神を祀る大神神社の膝元という立地は、日本酒蔵として最も由緒ある環境と言える。古事記にも三輪山の酒の神話が記されており、この地は日本酒発祥の地とも称される。今西酒造の13代目・今西将之が蔵を継ぎ、伝統を重んじながらも現代的な感性で品質向上に取り組んでいる。

純米大吟醸には山田錦を使用し、精米歩合40%まで磨き上げている。三輪山の伏流水を仕込み水として使用し、低温長期発酵で華やかな吟醸香と上品な味わいを追求している。みむろ杉のラインナップの中でも最も華やかで繊細な仕上がりであり、特別な場面にふさわしい一本として位置づけられている。

みむろ杉は2010年代後半から急速に全国区の人気を獲得し、奈良県を代表する地酒ブランドとなった。「ろまんシリーズ」の成功により若い日本酒ファンの支持を集め、入手困難な銘柄の一つとなっている。純米大吟醸はそのブランドの頂点として、蔵の技術力の粋を結集した銘柄である。

テイスティングノート

香り

華やかで透明感のある吟醸香。白桃、メロン、マスカットの果実香が上品に立ち上がり、白い花(ジャスミン、百合)のフローラルノートが続く。三輪山の伏流水がもたらす清澄感が、各要素をくっきりと際立たせている。

味わい

口に含むと、まず絹のような滑らかなテクスチャーに包まれる。上品な甘みが静かに広がり、山田錦の旨みがじわりと舌に乗ってくる。中盤から穏やかな酸味が味わいを引き締め、吟醸酒らしいキレへとつながる。40%精米がもたらすクリアネスと、三輪山の水の柔らかさが見事に調和した一杯。

余韻

ミディアムからロング。果実香のエレガントな余韻がゆったりと続き、最後に微かな苦みと米の甘みが心地よく残る。後味のキレも良く、華やかさと清潔感を両立した上品なフィニッシュである。

基本情報

正式名称 みむろ杉 純米大吟醸
英語名 Mimurosugi Junmai Daiginjo
アルコール度数 16%
内容量 720ml
主な原料 山田錦(精米歩合40%)

生産・流通

製造元 今西酒造(Imanishi Shuzo)|奈良県桜井市の日本酒蔵
産地 日本近畿地方奈良県

世界の評価・評判

みむろ杉は2010年代後半から急速に全国的な人気を獲得し、奈良県を代表する日本酒ブランドとなった。SAKE COMPETITIONでは純米吟醸部門・純米大吟醸部門で上位入賞を重ねており、日本酒専門誌『dancyu』では「今飲むべき日本酒」として繰り返し特集されている。

Kura Master(パリ)やIWC SAKE部門でもメダルを獲得し、国際的な評価も高まっている。全国新酒鑑評会では金賞の常連であり、若い蔵元の挑戦が結実した銘柄として業界内外から注目されている。

日本酒発祥の地・三輪山の麓という唯一無二の立地は、ブランドストーリーとしても強力であり、日本酒ツーリズムの文脈でも注目されている。地酒専門店では予約制・抽選販売となることが多く、入手困難度は年々増している。

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みむろ杉 純米大吟醸

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