ミルトンダフ15年は、独立瓶詰め業者を通じてリリースされるミルトンダフ蒸留所のシングルモルトであり、10年版よりも熟成期間が長い分、より複雑で豊かなフレーバープロファイルを持つ。ミルトンダフ蒸留所はプラスカーデン修道院(Pluscarden Abbey)に関係する中世の醸造所を前身に持ち、1824年の合法蒸留免許取得以来、スコットランド・スペイサイドのエルギン近郊で連綿と稼働してきた歴史的な蒸留所だ。
Chivas Brothers(Pernod Ricard)傘下のミルトンダフは、主にバランタイン(Ballantine’s)など著名ブレンデッドスコッチへの原酒供給を目的として生産しているため、15年以上のシングルモルトとしての公式リリースはほとんど行われていない。ゴードン&マクファイルやダグラス・レインなどの著名インディペンデントボトラーが手がけた15年ボトルは、その希少性と品質からウイスキー愛好家のコレクションリストに度々登場する人気アイテムだ。
アルコール度数46%でリリースされるこのボトルは、加水調整を最小限に抑えた原酒の個性を活かしたボトリングが特徴。15年という熟成期間が生み出すスペイサイドモルトの豊かさ、バーボン樽由来のバニラや蜂蜜のニュアンス、そして蒸留所が持つフルーティーな特性が一体となった、飲みごたえのある一本だ。
テイスティングノート
香り
熟した洋梨、バニラ、蜂蜜、白桃。ほのかなシリアルとオークのスパイスが背景に漂い、奥から淡い花のアロマが立ち上る。
味わい
ミディアムからフルボディ。蜂蜜、バニラクリーム、熟した果実(洋梨・リンゴ)の甘みが豊かに広がる。僅かなスパイスとモルトの風味が全体にバランスを加える。
余韻
ミディアムロング。バニラと蜂蜜の甘さが続き、オーク由来のほのかな渋みと果実味が交互に現れながら穏やかに消えていく。
酒
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