MARS WHISKY 浅葱斑(あさぎまだら)は、2020年9月にマルス駒ヶ岳蒸溜所(旧マルス信州蒸溜所)の全面リニューアルを記念して発売されたメモリアル・ブレンデッドウイスキー。商品名は蒸溜所周辺の中央アルプス山麓に生息する渡り蝶「アサギマダラ」に由来する。初代ポットスチルで蒸留した8年以上熟成のモルト原酒と、信州で8年以上熟成させた国産グレーン原酒をブレンドした、48度のプレミアムブレンデッドである。
本品はマルスウイスキー標準ラインの中では最も高い6,380円の価格帯に位置し、初代ポットスチルの原酒を使用した記念碑的な意味合いを持つ。蒸溜所リニューアルにより新たなポットスチルが導入されたため、初代スチルの原酒を味わえる貴重なボトルでもある。World Whiskies Awards(WWA)2021のブレンデッド部門(12年以下)でCategory Winner(部門最高賞)を獲得し、TWSC(東京ウイスキー&スピリッツコンペティション)2021でも銅賞を受賞。限定品のため現在は生産終了しており、メルカリで10,000〜13,000円、ヤフオクで平均10,529円のプレミア価格で取引されている。アサギマダラ蝶の優雅な飛翔のように、モルトとグレーンが絶妙なバランスで調和した、マルスウイスキーの到達点ともいえる一本である。
テイスティングノート
香り
オーク材のウッディな香り、熟成庫の樽香、バターケーキの甘さが重層的に広がる。桃のジャム、プラムのフルーティなアロマに、グレーン由来のバニラとシトラスピール、漢方を思わせるボタニカルなニュアンスが奥に潜む。
味わい
柑橘ピールのビターと乾いた針葉樹の木材感が立ち上がり、プラムの果実感と土の深みが続く。バタークッキーとバニラの甘みにクローブのオリエンタルスパイスが重なり、加水するとシナモンとフルーツの甘さがさらに広がる。
余韻
グレーン原酒の穀物の甘さからクローブやナツメグのスパイスが交じり合い、ボタニカルなビターが長く残る。48度の力強さと8年熟成の円熟が見事に調和した、複雑で余韻の長いフィニッシュ。
酒
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