マルス エクストラは、1993年に発売された本坊酒造のブレンデッドウイスキー。鹿児島工場で製造される一升瓶(1800ml)タイプのウイスキーで、アルコール度数37度という軽快な設計が特徴。鹿児島の地で生まれた「西のマルス」として、第一次地ウイスキーブームの立役者的存在であった。
「地ウイスキーの西の雄」と称されたマルス エクストラは、駒ヶ岳蒸溜所が製造する信州マルスウイスキーとは異なるキャラクターを持つ。鹿児島工場で国産グレーンスピリッツを主体にブレンドされ、南国鹿児島の温暖な気候の中で育まれた穏やかで親しみやすい味わいが特徴。一升瓶で2,640円(700ml換算で約1,000円)という驚異的なコストパフォーマンスは「飲み過ぎてしまうほど飲みやすい」と評されるほど。1993年の発売当時は日本のウイスキー市場が低迷期にあったが、そのなかでも大容量・低価格路線で庶民の食卓を支え続けたロングセラーである。ほんのり赤みを帯びた琥珀色の液体には、穏やかな甘みとノスタルジックな趣があり、水割りやハイボールなどカジュアルな飲み方で真価を発揮する。
テイスティングノート
香り
バニラのような甘い香りと穀物由来の穏やかなアロマが主体。ほんのりスモーキーな要素が奥に潜み、全体として柔和で親しみやすい香り立ち。
味わい
軽快な口当たりとソフトな甘みが広がる。クセが少なくすっきりとした味わいで、アルコール37度のライトボディが食事との相性を高めている。穀物の素朴な甘さがベースとなり、飲み疲れしない設計。
余韻
短めだが心地よい余韻。やさしくフェードアウトするフィニッシュで、次の一杯を自然と誘う。水割りやハイボールでは爽快感のあるクリーンな後味に変化する。
酒
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