マノックモア15年は、スペイサイドのエルギン郊外に位置するマノックモア蒸留所のオフィシャルシングルモルトウイスキーである。1971年に隣接するグレンロシー蒸留所の姉妹蒸留所として設立され、現在はディアジオ傘下でヘイグやJ&Bのブレンデッド原酒を供給している。グレンロシーとは対照的に、マノックモアはよりライトでフローラルなスタイルの原酒を生み出すことで知られている。
バーボンバレルでの15年熟成により、蒸留所本来のフローラルで華やかなキャラクターに、穏やかなオークの深みが加わった上品な仕上がりとなっている。シングルモルトとしてのリリースは限定的だが、フローラ&ファウナシリーズの12年に加え、この15年も時折オフィシャルからリリースされる。43%の度数は飲みやすく、スペイサイドのライトスタイルを代表する一本として、デイリードラムに最適なウイスキーだ。姉妹蒸留所グレンロシーとの飲み比べも興味深い。
テイスティングノート
香り
スズランやジャスミンのフローラルな花の香りが優雅に広がる。続いてレモンドロップ、青りんご、白桃の爽やかな果実香が漂い、奥にはバニラクリームと軽いモルトの甘い香りが感じられる。全体として非常に繊細で華やかなアロマだ。
味わい
ライトでエレガントな口当たり。白い花とフレッシュフルーツの繊細な甘みが舌の上に広がり、中盤にはバニラカスタードとハニーの穏やかな甘みが重なる。後半にかけてドライなオークとほのかな白胡椒のスパイスが現れるが、全体としてスムーズで軽快な印象を保っている。43%の度数にふさわしい優しい飲み口だ。
余韻
短〜中程度の余韻。フローラルな花の香りとバニラの甘みがほのかに残り、最後にレモンピールのような爽やかな苦みが静かに締めくくる。クリーンでエレガントなフィニッシュ。
酒
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