ザ・マッカラン ダブルカスク15年は、2018年のマッカラン全面リニューアル時に新たに追加されたエクスプレッションで、アメリカンオークとヨーロピアンオーク両方のシェリー樽を用いるダブルカスク製法を15年の熟成で表現した一本だ。ダブルカスク12年よりも深みと複雑さを持ちながら、シェリーオーク15年よりも軽やかさを保つ絶妙なバランスが特徴だ。
マスターウイスキーメーカーのサラ・ヘッジスはダブルカスク15年の開発において、二種類の樽の比率と選別に細心の注意を払ったと述べている。より長い熟成期間がアメリカンオーク由来の甘みとヨーロピアンオーク由来の複雑さを自然に統合し、ダブルカスクシリーズ最大の深みを実現した。
15年という熟成年数はマッカランの中間的な位置づけを示す。12年より一歩進んだ複雑さを求める消費者と、18年や25年ほどの高額支出をためらう消費者の双方をターゲットにした設計だ。
2018年のリニューアルはパッケージの全面刷新と価格改定を伴い、ダブルカスク15年の日本市場での小売価格は1万5,000〜2万円前後で定着した。マッカランブランド全体の高級化戦略の中核を担う商品の一つとして市場に根付いている。
Two Drams A Day などの独立系レビュアーはダブルカスク15年を「シェリーオーク15年よりも親しみやすく、価格対品質比が非常に高い」と高評価している。Whisky Advocate誌は91〜93点を付けており、ダブルカスクシリーズの中でも特に優れたバランスを持つとされる。
テイスティングノート
香り
熟したリンゴ・洋梨・バニラの爽やかな香りにドライフルーツとシナモンが重なる。アメリカンオーク由来の甘いキャラメルノートが全体を柔らかく包む。
味わい
なめらかな口当たりで始まり、バニラ・オレンジ・コーヒーが展開する。シェリーの甘みとモルトの芯がバランスよく共存している。
余韻
中程度から長い余韻でシェリーの甘みとドライフルーツが残り、最後はほろ苦いチョコレートとスパイスで締めくくられる。
酒
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