ロングモーン ザ・ディスティラーズ・チョイスは、シーバスブラザーズがロングモーン蒸留所の魅力をより多くのウイスキー愛好家に届けるべく生み出したNAS(ノン・エイジ・ステートメント)エクスプレッションだ。熟成年数を明記しないながらも、複数の樽から厳選されたモルト原酒をヴァッティングすることで、安定した品質と手頃な価格帯を両立させている。「ディスティラーズ・チョイス」の名称は、蒸留所の職人たちが自信を持って選び抜いた原酒だけで構成されていることを意味している。
このエクスプレッションはロングモーン 16年と並ぶブランドの入口として重要な位置を占めている。アルコール度数40%で仕上げられ、スムーズで親しみやすい飲み口が特徴であることから、スコッチウイスキー入門者にも推奨しやすい一本だ。ロングモーン特有の果実味とバニラの甘みが軽やかにまとめられており、スペイサイドスタイルを純粋に楽しめる。スコッチウイスキーの専門誌「ウイスキーアドボケイト」ではこのエクスプレッションを「価格以上の価値を持つスペイサイドの隠れた一本」と評しており、初心者から愛好家まで幅広い層に受け入れられている。
ボトルデザインはクラシックなロングモーンのラインに沿いつつ、ディスティラーズ・チョイスならではのラベルデザインが採用されている。免税店や専門小売店での取り扱いが主であり、限られた流通経路がコレクターズアイテムとしての価値も高めている。ロングモーン蒸留所の哲学——「原酒本来の個性を最大限に引き出す」——を体現する一本として、今後もシリーズの核を担うことが期待される。
テイスティングノート
香り
フレッシュなグリーンアップルと洋梨のアロマが明るく香り立つ。バニラシュガーとカスタードクリームの甘い香り、ほのかなオーク由来のハニーノートが続く。軽やかで清潔感のある印象。
味わい
口当たりはライトでスムーズ。梨と桃の柔らかい果実感が広がり、バタースコッチとバニラのクリーミーな甘みが中盤に展開する。スパイスは控えめでジンジャーのニュアンスが穏やかに添えられている。
余韻
中程度の長さのクリーンな余韻。バニラとフルーツの甘みが静かにフェードアウトし、ほんのりとしたオークの乾燥感が最後に顔を出す。全体的に柔らかく丸みのある後味。
酒
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