マルスモルト ル・パピヨン ダブルカスク モンキアゲハは、マルス津貫蒸溜所で2017年4〜5月に蒸留されたモルト原酒を2基のバーボンバレル(T262、T284)でヴァッティングし、2021年3月に422本限定で瓶詰めされたシングルモルト。カスクストレングス58度、ナチュラルカスクストレングス、ノンチルフィルター。津貫蒸溜所の稼働初期に蒸留された原酒を使った、同蒸溜所の若い原酒のポテンシャルを示す記念碑的なボトルである。
モンキアゲハ(Papilio helenus)は、黒い翅に大きな黄白色の斑紋が特徴的な大型のアゲハチョウ。日本では本州南部から南西諸島にかけて生息し、「紋黄揚羽」の名は翅の目立つ黄色い紋様に由来する。温暖な照葉樹林を好む南方系の蝶であり、津貫蒸溜所が位置する鹿児島県南さつま市の温暖な気候圏とモンキアゲハの生息域は重なる。津貫蒸溜所初期の原酒と南国の蝶のイメージが呼応する、産地のストーリーを纏った一本。
テイスティングノート
香り
バーボンバレル由来のバニラ、キャラメル、はちみつの甘い香りが豊か。津貫の温暖な気候での熟成がもたらすトロピカルフルーツのニュアンスと、若い原酒ならではのフレッシュな麦芽の活力が共存する。
味わい
カスクストレングス58度の力強さの中に、バーボン樽のバニラスイートネスと津貫モルトの南国的なフルーツ感が溶け込む。約4年の短い熟成期間ながら、津貫の温暖な気候が熟成を加速し、予想以上の丸みとコクを実現。柑橘系のフレッシュさも感じられ、若さと熟度のバランスが良い。
余韻
バニラと柑橘の余韻が中程度の長さで続く。フレッシュで活力のある若いフィニッシュに、津貫蒸溜所の温かみが加わる。
酒
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