マルスモルト ル・パピヨン トリプルカスク ミヤマモンキチョウは、マルス駒ヶ岳蒸溜所で2018年9月に蒸留されたモルト原酒を3基のバーボンバレル(6280、6281、6282)で駒ヶ岳の冷涼な環境のもと約6年間熟成し、2024年11月に806本限定で瓶詰めされたシングルモルト。カスクストレングス57度、ノンチルフィルター。バーボンバレル由来のバニラとオークの甘みを前面に押し出した、シリーズ中でもクラシカルなスタイルの一本。
ミヤマモンキチョウ(Colias palaeno)は、信州をはじめとする中部日本の標高1,500m以上の高山帯にのみ生息する高山蝶。淡い黄色の翅の縁にピンク色の紋様が入る愛らしい姿で、「高山の妖精」と呼ばれる。駒ヶ岳蒸溜所の背後に広がる中央アルプスの高山草原は、まさにこの蝶の聖域。氷河期の遺存種として数千年にわたり高地に適応してきたミヤマモンキチョウは、気候変動の影響で生息域が縮小しつつあり、その保全は急務とされている。
テイスティングノート
香り
バーボンバレル由来のバニラ、キャラメル、はちみつの甘い香りが豊かに立ち上がる。駒ヶ岳モルトの清涼感のある麦芽香と、オークのウッディなアクセントが重なり、信州の高原の爽やかな空気を思わせる香り立ち。
味わい
カスクストレングス57度の力強さの中にバニラとバタースコッチの甘みがたっぷりと溶け込む。バーボンバレル3樽のヴァッティングによる厚みのあるボディと、駒ヶ岳モルトの穀物の素朴な甘さが調和。中盤にオーク由来のスパイスとほのかなシナモンのニュアンスが現れる。
余韻
バニラとオークの余韻が長く持続し、後半にかけてはちみつのような甘さが優しく残る。クリーンで透明感のある駒ヶ岳モルトらしいフィニッシュ。
酒
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