ラフロイグ クォーターカスク

ラフロイグ クォーターカスクは、通常サイズの4分の1程度の小型樽(クォーターカスク)を用いるという伝統的製法を復活させたノンエイジステートメントのボトリングだ。小型樽は木材との接触面積が大きいためウイスキーの熟成スピードが速く、通常の樽では数十年かかる深みを短期間で実現できる。

この製法は18〜19世紀のスコッチウイスキー業界では一般的だったが、輸送・貯蔵コストの面から大型樽に移行した歴史がある。ラフロイグがクォーターカスクを復活させたのは伝統への回帰であり、現在は入門的な10年と並ぶコアレンジとして広く流通している。

クォーターカスクという名称はそのまま樽サイズを示す。まずバーボン樽で熟成させ、その後クォーターカスクに移し替えて追加熟成することで、バーボン樽由来のバニラと蜂蜜にラフロイグ特有のスモーキーさが凝縮される。ABVは48%と10年より高く、より力強いプロファイルを持つ。

10年の入門的ポジションに対し、クォーターカスクはより力強くリッチなラフロイグを求めるファンに向けた選択肢だ。ウイスキーバーでの人気も高く、ラフロイグのコアラインナップにおけるアップグレードとして明確な地位を持つ。

Jim MurrayはWhisky Bible 2006年版でクォーターカスクに95点を与えて「スーパースターウイスキー」と称し、業界に衝撃を与えた。同書の2012年版でも「ノンエイジシングルモルト・シングルカスクカテゴリー準優勝」を受賞。ISCとサンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティションでも複数のゴールドを受賞している。

テイスティングノート

香り

10年よりも凝縮されたスモーク・ヨード・海藻のアロマ。バニラとキャラメルの甘みが圧倒的なピートの背後から力強く浮かび上がる。

味わい

より濃縮されたスモーキーフレーバー。ヨード・塩・バニラ・蜂蜜が複雑に絡み合い、クォーターカスク由来の丸みのある甘みが独特のバランスを生む。

余韻

長く濃密な余韻でスモーク・ヨード・甘みが交互に現れる。クォーターカスクの豊かな木材感が最後まで存在感を示す。

基本情報

正式名称 ラフロイグ クォーターカスク
英語名 Laphroaig Quarter Cask
アルコール度数 48%
内容量 700ml
主な原料 モルテッドバーリー(大麦麦芽100%)
カスクタイプ クォーターカスク(バーボン樽を1/4サイズに再製した小樽)

生産・流通

製造元 ラフロイグ蒸留所(Laphroaig Distillery)|スコットランド・アイラのスコッチウイスキー蒸留所
輸入元 サントリーホールディングス株式会社(Suntory Holdings Limited)|日本のウイスキーインポーター
産地 イギリススコットランドアイラ

世界の評価・評判

ラフロイグクォーターカスクはバーボン樽の4分の1サイズの小樽で追熟することで、通常樽と比べて樽との接触面積が増し、豊かな樽香とフレーバーが凝縮された表現として世界的に高評価を受けている。Whisky Advocate誌92ポイントという高得点を獲得し「スモーク、ヨード、バニラ、甘みが絡み合う独自の複雑さ」と高絶賛。ジム・マーレー『ウイスキーバイブル』では89〜93点台に位置し「カスクサイズが生む奇跡のバランス」と評価される。IWSCでは金賞Outstanding(最高位)を受賞した実績があり、whiskyfun.comのSerge Valentinは88〜90点を付け「スモーキーながらも甘みと複雑さが抜群のラフロイグの傑作」とコメントしている。

受賞歴

コンテストグレード
2023 WWA Category Winner
2021 IWSC 金賞
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ラフロイグ クォーターカスク

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