ラフロイグ18年は、ラフロイグの強烈なピートスモークが18年という長熟を経て、驚くほど洗練された複雑さへと昇華したプレミアムエクスプレッションだ。若い年数では前面に出るヨードや薬品的フレーバーが時とともに後退し、代わりに豊かな果実感とオーク由来の複雑さが増していく過程を体験できる。
マスターディスティラーのバリー・マクッケロンは、ラフロイグ18年について「ピートスモークがオークとシェリーと何年もかけて対話し、互いを高め合った結果」と語っている。18年の熟成がラフロイグの個性を保ちながら、より深みのある複雑な表現へと進化させる。
18年という熟成はラフロイグのレギュラーラインナップの中でも最長の年数に当たり、コアシリーズのプレステージポジションを担う。近年は生産量の制限から入手が難しくなっており、愛好家からの需要が高い。日本市場でも定期的な品薄状態が発生している。
ラフロイグブランドはビームサントリーが所有しており、グローバルなプレミアムウイスキー戦略の一環として18年などの長熟ラインのプロモーションを強化している。限定リリースという希少性もあり、コレクターズアイテムとしての性格も持つ。
Whisky Advocate誌はラフロイグ18年に92〜94点の高評価を付け、「アイラウイスキーの長熟の中でも特別な複雑さを持つ」と評している。Jim MurrayもWhisky Bibleで94点前後を記録し、ISCでもゴールドを受賞している。
テイスティングノート
香り
10年の荒々しいスモークが18年の熟成を経てシルキーに変化。甘いバニラ・蜂蜜・ドライフルーツにほのかなスモークとヨードが優しく重なる。
味わい
18年の熟成が生む丸みのある豊かな口当たり。スモークは背景に退き、バニラ・蜂蜜・シェリーのドライフルーツが優雅に展開する。
余韻
非常に長く複雑な余韻。スモーク・ドライフルーツ・スパイスが交互に現れ、最後はバニラの甘みで静かに閉じる洗練されたフィニッシュ。
酒
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