ラガヴーリン8年は、蒸留所創業200周年(2016年)を記念して限定リリースされた後に常設ラインナップに加わったボトリングで、ラガヴーリン蒸留所の歴史的に最も古い熟成年数表記(8年)への回帰として大きな話題を呼んだ。ラガヴーリンは1816年創業で、アイラ島の中でも最も強烈なピートと豊かな複雑さで世界的に知られる。
8年という若い熟成が生み出すフレッシュで荒削りなキャラクターは、ラガヴーリン16年の貫禄ある複雑さとは対照的だ。マスターディスティラーのジョージ・クロフォードは200周年記念ボトルの開発に際し、1816年当時に書かれた蒸留所の記録に「8年熟成が最もラガヴーリンらしい」という記述を見つけたと語っている。
8年という名称はアグリカルチャーでのヴィンテージ指定を持つラガヴーリン初のNASを超えた具体的年数表記で、その意味は蒸留所の創業当時へのオマージュでもある。ABV48%という加水なし近いレベルも、若い原酒の荒削りなエネルギーを保持するための判断だ。
ラガヴーリンのラインナップにおいて8年は16年・ディスティラーズエディションよりも手頃な価格で提供されるエントリーポジションを担う。若い原酒の活力を好むファンや、ラガヴーリンを初めて試す入門者に向けた選択肢として確固たる地位を持つ。
Jim MurrayはWhisky Bible 2018年版で8年を評価し「200周年記念にふさわしいフレッシュで力強い一本」と述べている。Whisky Advocate誌は91点を付け、リリース直後から世界各地のウイスキーコミュニティで高評価を集め、毎年安定した需要がある人気商品として定着した。
テイスティングノート
香り
荒削りなピートスモークとヨード、焦げたタール。16年より若々しくフレッシュな大麦の甘さと海のミネラルが直球で飛び込んでくる香り。
味わい
荒削りだが力強い口当たり。ピートスモーク・塩気・バニラ・ドライフルーツが若い原酒の活力とともに展開する。シンプルながら圧倒的な存在感。
余韻
スモークとスパイスが長く続く余韻。若い原酒特有のエネルギーが最後まで感じられ、ラガヴーリンらしい力強さがフィニッシュにも刻まれる。
酒
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